ストーリづくりの大切さ
ファンづくりの方法は何が効果的なのか?
ファンづくりに大切なのは、そこでしか味わえない料理、そこでしか体験できない空間、そこでしか会えない人と言ったように、その店舗でしか体験できないと、ファンになって、リピーターへとつながっていきます。
ストーリーを作ることが、お店に行く理由にもつながる
そのお店にストーリーがあると、お客様にお店のことを思い出してもらいやすくなります。
「あそこの店主面白いよね~」
「森に囲まれた店に行こう!」
「あそこのレストランの雰囲気素敵だったよね~」
など、ストーリーがお客様に伝わっていると、印象にも残りやすくなります。そのお店に行く理由が生まれ、来店回数が増えていくことになります。楽しい経験がリピーターにつながるのです。
コンセプトとストーリーの関係性
コンセプトが堂々巡りになってしまう?
「お店のコンセプトを決めよう!」
と言って、中々進まないことがあります。
「誰をターゲットにしようか?」
「この立地だと、、、」
「美味しいパスタを食べてもらいたい!」
「昼主体のお店にしようか。。。」
など、いろんな視点で考えすぎて、頭がこんがらがってしまいます。そんな時にストーリーがあると、コンセプトが決めやすくなります。
ストーリーって、何?
ストーリーとは、「なぜ、そのお店が存在しているのか?」の答えです。
なぜ、その居酒屋を作ろうとしたのか?
それのどんなところが、お客様を喜ばせるのか?
お店を作ろうとした経緯を考えていくことが、ストーリーづくりなのです。
コンセプトとストーリー作りの違いって?
コンセプトは、全体を貫く基本的な概念。
ストーリー作りは、存在意義。
よくわかりませんよね。。。簡単にいいますと、
飲食店づくりにおけるコンセプトとは、「アジアンリゾートレストランにしよう!」と言ったら、店内の雰囲気も椅子も雑貨も広告もキャッチコピーも全てアジアンリゾートレストランにしていくということです。
それに対して、ストーリー作りとは、「リゾートへ行った気分を味わい、日常から離れて、ゆったり癒され、食事ができる」と言った顧客体験のことです。
「アジアンリゾートレストランにしよう!」(コンセプト)
「なぜ、そのコンセプトなんですか?」
「日常から離れて、ゆったり癒されて欲しいからです!」(ストーリーづくり )
コンセプトとストーリー作りは、このような関係性なのです。
ストーリー作りの方法
問題に対する解決案よりも先にストーリーを作る!
ストーリーづくりと言われても、考え方がわかりません。ストーリーづくりは、どのように作るのでしょうか?
「コロナで夜の飲食店が無理だから、昼の業態を考えよう!」
と議題が上がって、いろんな店を調査し、
「住宅街のテレワークしている人向けに、ランチとテイクアウトをやろう!」
このように問題に対して、解決する方法では、そのお店に特徴がなく、同じようなお店ができ始めたら、いずれ売上が下がっていきます。
考えるきっかけはなんでもいいのですが、現実的な解決策から考え始めてはいけません!!
ストーリー作りの順序
- そのお店が、どうして存在しているのか?
- お客様にどのような体験をあたえるのか?
- ビジネス的、実務的に可能な計画か?
- 実店舗完成!
この順序で考えてみましょう!
こんなお店あったらいいなーから始めよう!
リピーターは顧客体験から生まれます。
「こんなお店あったらいいなー」
「この街の人たちに、食べてもらいたいな~」
「今まで修行したこの味を体験してもらいたいな」
「楽しくて、若い人が集まれる場が必要だな」
このような抽象的な概念を考えることが、ストーリーづくりなのです。
まとめ
リピーター(ファン)は顧客体験から生まれる
そのためにはストーリーづくりが必須要件です。そのストーリづくりは次の3つのポイントを守って考えてみましょう!
1こんなお店あったらいいなーから始めよう!
2現実的な解決策から始めてはいけない!
3体験から考えよう!