居酒屋でファミリー層を集客するために、一番重要なポイントは、子供対応サービスです。なぜなら、子供が行きたいところに親も選びやすいからです。
子供対応サービスのデザインを考えるうえで大切なポイントは
①ファミリー層が歩いている街
②住宅立地に出店する場合
③ファミリー層をメインターゲットとする場合
です。これを実現する方法として3つあります。
①おむつ替え、キッズルーム、おもちゃなどの子供向け機能
②他のお客様もファミリーであり、親が子供を連れて行っても気を使わない雰囲気
③子供が飽きない、楽しめる環境づくり
上記のポイント、デザインパターンを活用することで、筆者が実際に作った店舗では、ファミリーでの人気店になりました。重要なポイントとして、ぜひ覚えておきましょう。
上記のポイントを一つ一つ細かく解説していきます。
子供ができると居酒屋には行きづらくなる?!飲み屋が好きな母親の視点
「乳幼児を居酒屋には連れて行きづらい」と言う声
「乳幼児を連れて行きづらい」と言う声があります。それ主な要因は、次の3つにあります。
- アルコール提供している場所に連れて行くのは、常識的にどうか?という考え
- おむつ交換台やゴミ箱など、子供が連れていける機能がないと行きづらい
- 子供が飽きない遊び場やおもちゃの提供がないと、うるさくて落ち着けない
この機能どこまで対応するかは、各店舗の考え方で決まります。
親にとっては、非常に気を遣い、疲れるからテイクアウトで!
「お店や他のお客様に迷惑をかけてしまったら申し訳ないです。」
「おとなしくしている子だったら良いけど、ウチの子は叫ぶし、動き回るからなぁ、、、」
という思ってしまうので、わざわざ行くこと自体が人の目を気にしてしまったり、気を使ってしまうので疲れてしまいます。そんなことを考えるくらいなら、「今日も何かテイクアウトか惣菜でも買って家で食べるか、スーパーで食材買って家で作って食べるか?」という選択肢になります。
夕飯のメニューを考えるのも、作るのも面倒、、、
毎日毎日、献立を考えて作るのも嫌になってきます。「たまには外食したいなぁ~」「週末くらいは、楽したいなぁ~」と思うことはあると思います。その時に選ばれる飲食店はどのような店舗でしょうか?
ここで注目すべきポイントは、
- 子供を連れて行っても平気な飲食店であること
- 週末の土日は、メニュー構成を変えるのも有りということ
この2つ点です。要するに、ファミリー層を取り込めそうであれば、土日だけ特別に子供対応することもありですし、子供が来てもちょっとしたツールで対応できるようにしておけば良いこともあるということです。
高級店や専門料理店は子供お断りの方が良い!
小学生以下のお客様のご来店をお断りさせていただいております。
このようなお店もあるかと思います。これは良いことだと思います。なぜなら、お店の目指す方向性、来てほしいお客様、体験してもらいたい食事や雰囲気は、人で創り出されるからです。スタッフもお客様も気持ちよく満足を得るためには、子供が入らないほうが良いお店もあります。特に、高級店や大人をターゲットとした店舗です。
お客様を選ぶことを、しっかり伝えること
子供はお断りしていることは、しっかりお客様へ伝える必要性はあります。せっかく来てもらったのに、断るのは印象がとても悪くなります。ですので、しっかりとアピールする必要があります。そうすることで、静かに食事を楽しもうとしているお客様には、安心して予約や来店ができるようになり、プラス面も出てくるからです。
キッズルームやおもちゃなどの子供対応するためにはどうしたら良いか?
レジに置かれたファミレスの要らないおもちゃが、親には恐怖!
ファミレスによく置かれているオモチャがあると思います。意外と長いレジの待ち時間に、子どもたちは目をキラキラさせます。大したものは置いていませんが、意外と入れることがあります。それは、親というよりおばあちゃん、おじいちゃんが買ってあげたりするのです。孫に「おばあちゃん、これ欲しい、、、」って言われたら、イチコロです。
このレジ周りに、子供だけではなく、大人も本当に欲しがるものを置ければ、売上の補助になるはずです。この商品がこのお店でしか買えないものものや、ブランドイメージとあっているものを置くべきです。
子供対応するには、想定外のことも想定内に!
子供を受け入れるということは、様々な想定外のことが起きやすくなります。子供が騒いで、他のお客様からクレームをもらったり、お皿やコップなどの食器が落ちて割れることもあります。子供がけがをする危険性もあるため、子供の入店をOKにする場合は、想定外の事態があることも理解する必要があります。
子供用のオモチャもまとめ買いがお得
子供用のオモチャは、無償で配る形は気軽に実施出来ます。最初の注文のときに子供に渡してもいいですし、店頭で渡しても良いかもしれません。親も子供が喜べば、嬉しいですし、シリーズ物であれば集めたい欲求も出てきます。そうすればリピート率は上がってくるはずです。
子供用の家具は色々あります。
子供用のイスは用意しておけば、食事も子供と楽しめます。
キッズルームは最小限度のスペースで必要なものを入れる
キッズルームは集客源のツールにはなりますが、売上には直結しません。ですので、最小限度のスペースで最大限の効果を生む必要が出てきます。TVでアニメを流したり、オモチャも幅広い年齢層に人気あるオモチャを選定する必要が出てきます。
床や壁の仕上げはクッション性とふける素材で作ることが、長く保つには必須要件になります。
都道府県が支援する子供育てサポートを利用しよう!
各都道府県で子育てのサポートをおこなっています。飲食店で利用できるものは利用しましょう。
子育て応援とうきょうパスポート事業
かながわ子育て応援パスポート
子育て応援!チーパスねっと
パパ・ママ応援ショップ
まとめ
居酒屋で子供対応が必要かどうかの判断基準は、
・ファミリー層が歩いている街
・住宅立地に出店する場合
・ファミリー層をメインターゲットとする場合
ファミリー対応をする場合の注意点は、
・おむつ替え、キッズルーム、おもちゃなどの子供向け機能
・他のお客様もファミリーであり、親が子供を連れて行っても気を使わない雰囲気
・子供が飽きない、楽しめる環境づくり