タワマンで会食?!飲食店の業態変化

今日は、こういう時だからこそ原点に戻り「飲食を楽しむ」から外食ビジネスアイデアを見つけることが、とても大切ですというお話です。なぜなら、顧客要望の多様性や時代変化がとても早く、明確な方向性が見えづらいからです。

「飲食を楽しむ」から外食ビジネスアイデア見つけるポイントとしては

①現状の立地での優劣を把握
②飲食の楽しむ今の現状を把握
③本来もつ飲食の機能を把握

これを把握した上で、具体的な実行例(一部です)として

小さなグループでの楽しみ方を考える
家での食事が充実
③新たな出会いはSNS

上記のポイントや考え方を活用することで、今後の飲食店の新たな業態アイデアが見つけることができます。重要なポイントとして、ぜひ覚えておきましょう。


上記のポイントを一つ一つ細かく解説しています。

現状の外食産業

コロナによって、飲食する新たな形が生まれています

外食が制限され、家での食事が増えました。それに伴い、デリバリー、テイクアウト需要が増え、中食産業へ大きくシフトしました。

飲食店も生き残りをかけて、クラウドキッチン、ゴーストレストラン、ウーバーイーツ専門店なども出てきました。

しかし、ここから定着するのはごく一部のはずです。(残らないかもしれませんが)その残る業態は、本当に便利なものだけです。

今回は、そんなこれからの飲食業態を模索した記事となっています。

飲食事情の現状を知る

まずは飲食の現状を把握します。

・ランチの集客自体は厳しくない(でも、オフィス立地は人減ってる)
・誰かの家で飲むのはOK(人に会いに行ってるんだよね)
・少人数は攻撃されづらい!(みんな健康でも大人数はNG)
・オンライン飲み会はOK(やっぱりリアルの力すごい)

外食に対する意識はどのように変わったか?

コロナによって変わった食事の楽しみ方

そもそも外食に対して、時間制限、アルコールも飲めないのでは、夜の食事は、わざわざ外食する理由が減ってしましました。そこで、

「より美味しいものを家の中で楽しもう!」
「もっと住空間をよくしていこう!」

となるわけです。そしてテイクアウトやデリバリーとなるのですが、冷めてしまって美味しくない料理が多発。その辺のメニュー開発が進んでいくとは思いますが、今のところ選べるところが少ないのです。(やっぱりドミノピザうまい!)簡単に調理できる下処理が終わっている料理や、シェフを呼ぶサービスが伸びやすいのです。

飲食店へのお客さんは戻るのか

このようにそもそもお店へ行かずに、食事を楽しむスタンスを確立できた人と、確立できなかった人が出てきます。一部の層は、飲食店へ行かなくても良くなった人たちに変化するはずです。そうなると、コロナ前とは全く同じ状況を望むのは、無理です。

今後の飲食店はどのように変化するのか?

ビジネスモデルに変化を与えるのは?

前項の話からすると、全体ファイが減ってしまうので、今までの外食産業のビジネスモデルだけでは、生きていけない飲食店が一定数出ます。その代わりに、他業種からの参入や異業種コラボから新業態ができ始めています。求められるものが、変わってきているので新規参入としては、やりやすいのかもしれません。

多様化する飲食業態

タワーマンションを借りて、デリバリーやテイクアウトで楽しむような人々も出てきて、さらに飲食の多様性が出てきています。すでに飲食店舗という枠すらもはみ出てきています。

これは、プライベート空間での飲食店が今後必要とされて来るという意味でもあります。そこで、「じゃあ~個室作ればいいじゃん!」となりません。プライベート空間は個室や会員制かもしれませんが、そのブランドイメージや料理も、プライベートな感じに持っていく必要があります。

でも、飲食を楽しむという点では、確かに!と思うわけです。コロナで一人でテレワークだの、旅行行こうと思ったら緊急事態宣言がかかったり、夜飲みにいきたくてもノンアルコールだし。。仕方ないことですが、フラストレーションはたまってますよね。

そこで家飲みの延長線上に飲食店がある仮定としたら、家に招いて知り合いだけで飲むのは別にいいですよね?(もちろんそれは体調管理ができていることが前提で!)だって、家族とか友人との家での食事は許されてますもんね。これが一つの飲食店の形になっているのも事実なんです。

いろんな人とつながるSNSから、より親密なSNSへ

クチコミサイトからSNSへの集客は、すでに起き始めていると思いますしかしSNSといっても、不特定多数に送っていては意味がありません。友達の投稿が美味しそうだったから、行ってみようと思うわけで、お店からの情報がいくらきてもそれはただの広告で、いきたいとは思いません。

そうするにオンライン上ではありますが、人と人との繋がりが密接であれば、行きたくなるという方程式です。

そうなると、SNSでより親密な友達になることが、集客(リピーター)へとつながるのです。

飲食店が持つ機能の流出

A飲む、食べる。
B人に会って話す。
Cサービスを受けて楽しむ。
D新しい発見、出会い。

これらの基本機能が、飲食店舗以外でもできそうだなと思われ始めています。

  • Aはもうお話しした家で食べるです。
  • Bはオーナーさんやスタッフさんと話すのは、その場所出ないとできないので、店舗価値は残ります。友達同士なら家でも貸しスペースでもいいですね。
  • Cは接客やアミューズメント的なサービスを受けるのは、店舗でないとできないので、この辺はまだ価値は残りそうです。
  • DはSNSで新たな出会いのきっかけができている人が増えています。そうすれば、昔のようにバーで知り合うなんでことは、しなくてもいいかもしれません。

このように、飲食店としての機能の流出が多く、逆に残った機能を伸ばしたビジネスモデルを組むことが、次なる一手になりそうです。

まとめ

「飲食を楽しむ」から派生する外食ビジネスアイデアを見つける方法として、重要な三つのポイントは、

1 小さなグループでの楽しみ方を考える
2 家での食事が充実
3 新たな出会いはSNS

飲食店は家飲みのパブリックスペース。誰かに実際に会って、楽しめる場所に変化しました。この考え方を今後の飲食店の業態開発に活かすアイデアを練るべきです。

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