マーケティングは実行して、初めて役立つ
よりシンプルに!優先順位をつける
コンセプト、ストーリー、マーケティングなど、店舗のことを売り込む時にいろんな必要な要素があります。様々な書籍に説明もあります。しかし、結局何をしたら良いのか?よく分かりません。
そこで今回は、マーケティング飲食店で行動へ移しやすく、シンプルに情報を整理しやすくなるためのノウハウを書きたいと思います。
なぜ、マーケティングの本を読んで、行動にうつせないのか?
せっかく色んな本を読んで知識を得たのに、行動に移さない人が多いのでしょうか?
- 情報量が多く、優先順位が分からなくなる
- テクニック的なことが面白く、理解したら満足してしまう
- クライアントのビジネスを考えるが、自分のビジネスは考えない
最後の三つ目は、特に技術者、設計者などの作り手側に多くみられる傾向があります。
具体的に飲食店で何をしたら良いか?
実行すべきポイント
1.ターゲット決める
2.お店の内容とすり合わせる
この二つだけです。
「みんなに来てほしい」は無理!売り込む人はだれ?
ターゲットはどんな人ですか?
と聞くと、
みんなに来てもらいたい!
と言われるオーナー様がいらっしゃいます。しかし、それは現実的には不可能なのです。
学生ばかりいてワイワイしているところに、企業の重役たちとの重要な商談は流石にできません。
女性に人気なスイーツ店に、女性ばかりいる中、おじさんはとても入りづらいです。。。
誰もが入りやすいカフェでも、そこで美食家たちが集まることはありません。
「みんなに、、、」というのは、よく考えてみますと、しっかりターゲットはあるはずなのです。ただ、その市場の規模が大きいか?小さいか?はあると思います。
チェーン店は万人向けなのか?
チェーン店やコンビニは、みんなが行くではないか!
確かに万人が利用する店舗も存在することもあります。チェーン店は行かない人もいますが。。。コンビニはかなりの人々が利用されています。しかし、それはあるシーンの時に利用されています。
オフィスで食べる場所があり、ランチを購入。
朝のいっぱいのコーヒー
小腹がすいたのでお菓子
雑誌を読みたくなって、、、
お金をおろしたくてATMに
など、用事があるからこそ行くのです。
しかし、飲食店の用事(利用シーン)は、食事や時間を過ごす時、会議、接待などコンビニとはちょっと異なる利用シーンなのです。この利用シーンを変えるのか?それとも今まで通り食事のシーンなのかによって、ターゲットも異なります。
来てほしくない人って誰?
あなたのお店に来てほしくない人は?
この質問でターゲットが絞りやすくなります。
接待での利用は考えてないな、、、
学生さんはちょっと違うかな、、、
子供づれは対応できないかも、、、
など、あなたの描いているお店に来るイメージがつかないターゲットを書き出してみましょう。そうすれば、残った人たちが少なくても、来てくれるお客様に絞られています。
あなたのお店には、誰が来てくれそうなのか?
さらにここでもう少しターゲット層を絞ってみましょう。なぜ、絞った方が良いのか?それは空間やユニフォーム、お皿などの備品を決めるときに決めやすくなるからです。決してターゲット層を絞ったからといって、それ以外の人が来てくれなくなるわけではありませんのでご安心を。
イメージしているお店に合う人
あなたのイメージしているお店を一枚の写真に納めるとしたら、どんなモデルさんでしょうか?
お店のウェブサイトトップページの写真に食事のシーンを載せるとしたら、一番ベストなイメージを考えるはずです。その時に写っている人はどんな人なのでしょうか?それがあなたがイメージしていたお店で合う人なのです。まずは探してみてください。
その街にいる人で、どんな人があなたのお店を選びそうか
出店する街にどんな人々が歩いていますか?
買い物袋も持って自転車に乗っているおばさん
帰宅中のサラリーマン
家族4人で歩いている
などその街によって、曜日によって異なるはずです。そもそもこの辺を歩いている人をターゲットにした方が、より集客的には現実的です。その中で、、、
たくさんある飲食店の中で、あなたのお店を選んでくれる人は、どんなお客様でしょうか?
週末は必ずファミリーが来てくれる
医療関係者の接待で使ってくれる
帰り道にちょっと一杯会社の同僚と飲みに来てくれる
「おそらく〜なはず!」と想像しながら、予想してみてください。これから行うビジネスに絶対はないのです。ここでより多くの可能性を出すことが、とても重要なのです。
なぜ、あなたのお店を選んでくれるのでしょうか?
座敷があって、キッズコーナーもあるので子供も楽しめそうだから
個室があるので、ゆっくり商談に望めるので
客単価が安いので、気軽に来てくれるはず
前の項目とセットで考えてみましょう。
以上の三つのステップで、具体的にターゲット層を絞ってみてください。一人で考え込むより、質問されながら答えたり、ディスカッションしながら考えていく方が、意外と出てくるものです。
わざわざ何を食べに来てくれる人は、なぜ来てくれそうなのか?
あなたのお店がある街以外から来るお客様は、あなたの相当なファンです。もしくは、何かで尖っています。それがあると、地元住民以外のお客様も来てくれます。そのポイントは、
- 料理
- 空間
- 人
この三つのうちどれか(もしくは複数)に魅了されて、来店されます。
- 料理では、ここでしか食べられない料理、とっても美味しいと評判がある、インスタ映えするなど、、、
- 空間では、インテリアデザインが素敵!、オーシャンビューのテラス席がある、東京の夜景が見れるなど、、、
- 人では、元気にしてくれるマスターがいる、常連さんが優しい、サービスがとても良いなど、、、
この三つの要素が、とても優れていると、競合他店との差別化がされ「わざわざ行きたくなるお店」になっていきます。
お客様の価値観に寄り添う
あなたのお店に来てくれるお客様の人物像を具体的に想像してみましょう。
どんなお仕事をしているのでしょうか?
週末は何をしてるのでしょうか?
趣味はなんでしょうか?
どんな友達がいるのでしょうか?
服装はどんな好みでしょうか?
大好物はなんでしょうか?
家のインテリアはどんな雰囲気なんでしょうか?
遊びに行くときは、どこに行くのでしょうか?
などなど、お客様に興味を持って、イメージしてみてください。
イメージした人物像が好きな料理や空間や接客にしてみてください。きっと、実際に来てくれたお客様も喜んでくれます。
まとめ
今回の記事はマーケティングに必要なターゲティングのお話をしました。
重要なのは、お店に来てほしい人と来てほしくない人をはっきり言えるようにしましょう!ということです。
それを即座実行するための質問は、次の3つです。
1.あなたのお店には、どんなお客さんが来てくれそうか?
2.誰にアプローチすべきなのか?
3.どういうお店にすれば、ターゲット客に刺さるのか?
この3つの質問に答えられるように慣れれば、今後の店舗運営に必ず役立ちます。ぜひ実行してみてください。