雑貨を見つけるために、一番重要なポイントは、物語をイメージできる雑貨を選ぶことです。なぜなら、その世界観が好きなお客さんが集まってくるからです。
物語をイメージできる雑貨を選ぶうえで大切なポイントは
①一枚の絵をイメージできるようにする
②その絵になる物語を作る(なぜそうなっているのか?)
③その絵が達成できる雰囲気のアイテムを探す
です。これを実現する方法として3つあります。
①ネット検索(Google、Instagram、Pinterestなど)
②雑貨屋、卸業者で探す
③デザインを外注して、世界観を伝える
上記のポイントを活用することで、筆者が実際に作った店舗では、あるターゲットがファンになりました。重要なポイントとして、ぜひ覚えておきましょう。
女性や子供は大好き!かわいい雑貨や小物の集客効果
来店のきっかけは、些細なこと
手作り感のある雑貨、植物などの雰囲気を伝える小物で世界観を作り込みます。
「かわいい!」「きれい!」などと言って写メをとったりします。特に女性の方が雰囲気を重要視することが多い傾向です。
小さなものに比較的気づき、興味を持つ傾向もありますので、ディスプレイをする事はとても集客効果があります。
また、キャラクターやオモチャのようなディスプレイを置くと、子供が興味を持ちます。そうすると、親御さんも釣られて興味を持つことになります。
店内に欲しいものがたくさん!お客様の家のインテリアの参考に
店頭に植物だけではなく、ちょっと錆びたジョーロやスコップ、手作り感のある鉢などに合わせて、バケツにチラシを刺します。
人の手作り感を打ち出して、アットホーム感を出します。入りやすくなり、チラシも取りやすくなります。
生活に身近なものをセンスよく飾ることで、自宅で自分でもやってみたくなります。
このように自分の好きなテイストの場合は、ファンになりやすいです。
世界観を伝えるシーンが、たくさん撮影出来る
雑貨を置くことで、「写真を撮りたい!」と思わせるポイントが多くなります。
それにより、インスタやFacebookなどのSNSに投稿しやすくします。
これは口コミによるお店の広告宣伝となります。
また、ウェブサイトにこのようなシーンを載せることで、行ってみたくなる効果も生まれやすくなります。
ディスプレイは内装予算がない時の助っ人!?
内装予算がないときに
内装コストがあまりかけられない時は、比較的簡素化された内装になりやすいです。
そこではシンプルに空間はまとめるようにします。
その分、照明計画はより慎重にデザインする必要が出てきます。空間の質を出来る限り上げることが必要です。
その上で雑貨や小物を置くことで、見栄えがします。
建築費用>雑貨費用
建築業界と雑貨などの小売業界では、購入者のターゲットが、企業と個人での違いがあるため、コスト差もかなりあります。
建材として販売されているものは、高くなりやすいのです。
逆に空間に使える他業種の小売業界のモノは、とても安く購入しやすいということです。
殺風景なインテリアを華やかに
あなたのイメージするテイストを目指して、楽しんで飾っていくことも必要です。
季節によってお花を変えたり、クッションの色合いを変えるのも効果的です。
ここでのポイントは、目に入るものや大きなものから変えていくことです。
そうすることで、より効果を発揮しやすくなります。
かわいい雑貨や小物を一つの世界観で見せるための4つのステップ
テーマを決める
まず初めに、どんな人にどんな気持ちになってもらいたいのかをイメージしながら、テーマを決めていきます。
フランスの地方の民家で食事をするイメージなのか、アジアンリゾートで開放的な自然の中で食事をしているのかなど、シーンを思い浮かべます。
そのシーンが、あなたのお客様層が喜んでくれるか?これをイメージしていきます。
ここでのポイントは、あくまでお客様のために考えるのであって、あなたの好き嫌いが一番になってはいけません。
イメージに近い写真を探す
空間イメージや方向性が決まれば、具体的なイメージを探します。
Googleの画像検索、Instagram、ピンタレスト、雑誌など、なんでも構いませんのでひたすら探します。
おおよそ50枚くらい見つけていくと、自分の思い描いているものに、ズレと幅があるはずです。 そこから本当に目指すべきシーンを3つに絞ります。 そこで再度、メニューやターゲットや料金設定など見返した上で検討していきます。
これを2~3回ほど繰り返していくと、はじめのイメージに戻ったり、全く異なる方向へ行ったりします。
この作業こそが、最終的なブランドイメージのクオリティに大きく関係してくるのです。
一枚の写真を見ながら雑貨を探す
選んだ写真を見ながら、その空間に合いそうな雑貨を探すのは、無作為に探すのと比べて、はるかに探しやすいはずです。
写真は少なければ少ないほど簡単になります。1枚の写真で探す事が、一番明快な世界観を作り出しやすいはずです。
飾る位置はお客様視点になる
雑貨自体を決めましたら、その飾る位置を決めていきます。
お店に入った瞬間どこを見ていたか?
席に座った時に見える位置は?
トイレに向かう途中どこを見ていたか?
など、飲食店内で普段行う行動をイメージします。
必然的に置く場所が見えてきます。
店舗に飾れるかわいい雑貨の見つけ方
ネットで検索
今の時代、インターネットで買い物が当たり前になってきました。
ネットには雑貨が無数にあります。ですので、今までの流れで集めた情報を駆使して探します。
品質は多少良し悪しがあり、リスクは高いですが、手軽に見つけることが出来ます。
雑貨屋で探す
実際のものを見れるのは大きいです。質感や手触り、大きさも同時に確認できるのがメリットです。
手間がかかるため、時間に余裕がある時はいいかもしれません。
骨董品屋に通う
骨董品が置いてある場所には、古い価値あるものが沢山あります。
ヴィンテージ、アンティークなど歴史感のあるお店作りのときは、かなり重宝できます。是非、一度は行ってみてください。
雑貨メーカーを見つける
雑貨をセレクトショップなどの雑貨店に卸しているメーカーがあります。
継続した今後の取引がある場合や大量発注の際には、メリットが出てきます。
取引状況により、仕入れ金額も変わってくる場合もありますので、取引条件は一度聞いてみるのがよろしいかと思います。
個人の方では直接取引は出来ないかもしれません。
厳選!飲食店に使いやすい雑貨購入出来る店舗やメーカー
時間がなく、面倒な時は探してもらおう!
店舗設計者に頼む
空間をデザインしている設計者は、お店のことをよく把握していますので、あまり説明なくても良い選定がされることが多いです。
ただ、雑貨の選定は多少の好みが違うこともありますので、任せっきりにはならないように、一度は写真など見せてもらうようにしましょう。
インテリアコーディネーターに頼む
住宅やホテルを手掛けていることが、多いです。
過去の実績から自分の目指すテーマと一致している人に頼みましょう。
あなたでは、見つけられないディスプレイ提案を受けることが出来ます。
雑貨メーカーに頼む
気になるテイストのメーカーであれば、オススメをお願いするのもいいかもしれません。
コストや在庫状況も一緒にわかるため、スピーディーな対応が期待できます。
センスある友人に頼む
親しい友人は持つべきですよね!
コストも含めて親身になってくれることが、安心ですよね。
ただ、意見も言いづらいかもしれませんので、特にこだわる時は避けた方が良いかもしれません。
まとめ
物語をイメージできる雑貨を選ぶうえで大切なポイントは次の3つです。
①一枚の絵をイメージできるようにする
②その絵になる物語を作る(なぜそうなっているのか?)
③その絵が達成できる雰囲気のアイテムを探す
これを抑えた上で、実行してみましょう!