コロナで高い家賃と人件費を一時的に抑えて耐えるのも経営戦略
今回のコロナだけではなく、今後も経済的な要因や運営的な要因で予期せぬ事が置きたときに経営判断をする必要が出てきます。手遅れになる前に次の手を打つことが重要になります。
店舗を存続するか? or 店舗を撤退するか?
これは大きな決断です。どちらかにはっきり判断し、それに向かって最速で動く必要があります。この記事では、悔しいですが、「店舗を撤退する」を選択した場合についてお話したいと思います。
飲食店の解体費はいくらか?
飲食店の解体費の相場は?
一般的な土間厨房を持っていて20坪くらいの店舗をスケルトンに戻す場合、
100万~300万円は想定しておきましょう。
もちろん物件状況によるので案件ごとに見積もりをすべきです。
解体費はどのように決まるのか?
解体はいくつかの項目で金額が決まってきます。この項目数が多ければ高いですし、少なければ安くすみます。
・仮設費
ビルのエレベーターや共用部の養生をします。
・内装躯体
木軸やLGSで組まれた床、壁、天井の内装躯体
・土間コンクリート
厨房など土間コンクリートをはつります。この項目の面積が多いと費用が上がります。
・設備関係撤去
空調は内機と室外機があります。室外機は屋上の撤去しづらいところにあると、クレーン車などが必要な場合はコストが上がります。
厨房内を中心に配管されている給排水、電気配線、ガス設備などを撤去します。
・撤去後の補修
壁を解体すると、それに伴い建築躯体の補修が出てきます。天井面には天井やエアコンを吊ったアンカーの後も補修箇所に入る場合があります。
・A工事(建築工事)側にC工事(内装工事)が影響を与えている場所
躯体開口部分、躯体自体補修など
換気扇やダクトを通したときの開口が、元々あったのか?それともテナント側で開けたのかによって、変わってきます。
・その他のビル管理会社との区分で確認すべき項目
分電盤をどこまで残すのか?
防災設備はどちらで撤去するか?
誘導灯はどうすべきか?
厨房機器や家具備品はいくらで買ってくれるか?
とっておいても維持費がかかるのでリスクが高い!
厨房機器は移設やすぐに使う以外は、売却したほうがリスクが少ないです。
どんなリスクが有るかというと、
- おいておく倉庫及びその輸送費
- 保存時のメンテナンス(冷蔵庫など放置しておくと壊れる可能性あり)
- 次回出店時、その機器の大きさでは入らない。制限が出てくる可能性あり。
- 機器が古くなり、新しい機器が欲しくなる
このようなリスクを持つより一時的にキャッシュにしておくほうが得策です。
厨房機器や家具はどこで買ってくれるのか?
飲食店デザイン研究所が取引しておりますのは、こちらの2社になります。まずは現場調査と見積をとってみましょう!