ワクワクする空間デザインとは?記憶に残る飲食店づくり

お客様を感動させるインテリアデザインとは?

そもそも飲食店はなぜ行くの?

インテリアデザインで、お客様を感動させる空間とは、どのような物があるのか?その要素を考えてみる必要があります。

そもそも飲食店へ行くお客様は何が目的で行くのでしょうか?

「あそこのお肉とってもおいしい!」
「鮮度が高いお刺身がいっぱいある!」
「夜景が綺麗なんですよ~」
「おしゃれで落ち着けるお店知ってますよ!」
「子供が騒いでも気にならないから安心」

などなど、人それぞれ様々な理由で飲食店を選んでいます。一緒に行く相手を想い、選ぶことが多いです。

「たまには家族と外食で奥さんに楽をさせてあげよう!」
「友達が上京してくるから素敵なお店紹介しよう!」
「仕事の帰り道、ちょっと同僚と話したいな」
「彼女を連れて行く素敵なレストランないかな~」

このように飲食店に行く目的が人それぞれあります。

インテリアデザインは役立っているのか?五感に訴える料理と空間。

インテリアデザインはどんなところに役立っているのでしょうか?

それは料理と空間とサービスの三つのうち何を重要視するかによって決まります。

空間を重要視したお店では、インテリアデザインはとても大切な要素になります。前項でも飲食店を選ぶ際に空間を重要視している人々もいます。

「友達が上京してくるから素敵なお店紹介しよう!」
「彼女を連れて行く素敵なレストランないかな~」

空間は視覚情報だけでなく、人間の五感に訴えることができます。五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)に影響力が大きいほど、人の記憶に残りやすくなります。飲食店では、、、

  • 空間は視覚、聴覚、嗅覚を中心に刺激を与えます。
  • 料理は味覚、視覚、嗅覚を中心に刺激を与えます。

空間に与える五感の順位

空間に影響を与えている順位は、

視覚

やはり空間は、色形で表現しているところが大きいです。飲食店では視覚情報を一番大きな面積で表現しているので、一番影響力が高いです。

聴覚

店内のバックグラウンドであるBGMです。このBGMの種類によりお店の世界観を作り出すとても重要な要素です。トイレの中だけ異なるミュージックを流しても良いかもしれません。

嗅覚

エントランスに入った時に、ほんのりと香ることでお店の印象がグッと上がります。また、トイレの香りにもこだわると、記憶にも残りやすくなります。しかし、嗅覚に関しては料理の香りの方が、印象的には強くなります。

あなたのやりたい飲食店空間をどのように実現すべきか

お客様は何を見て感動し、記憶に残っていくのか?

全体雰囲気とディテール

お客様は空間のどのようなポイントを見ているのでしょうか?人によってもちろん異なりますが、大きくは全体空間に感動する人と、ディスプレイなどのディテールに惹かれる人がいます。

お店選びから帰るまでの時間軸

  1. お店を選ぶ
  2. お店へついて店内へ
  3. 食事中
  4. トイレに行く
  5. 会計から帰る
  6. 後日お店のことを話す

各シーンに印象的な空間演出をしていきます。そこで必須な舞台が、インテリアデザインというわけです。

自分がやりたい飲食業態での良い事例はないのか?

首都圏(特に東京)は新たな飲食業態がどんどん生まれてきます。それぞれの街の雰囲気とお店の業態があったお店が多いです。もちろんギャップを狙って、その街にはなさそうなお店の雰囲気を作ることもあります。東京の場合、電車で移動することが多いため、駅名でありそうな飲食店の印象がついています。

駅の系統としては、

中目黒、恵比寿などは、新業態が多い。
銀座、六本木などは、接待向けの高級店が多い。
新宿、渋谷、池袋などは、チェーンや観光客向けが多い。
東京、品川、浜松町などはオフィス需要が多い。
上野、御徒町などはワイガヤ系が多い。

など駅によってそれぞれ印象が変わります。あなたの目指している店舗の雰囲気を見つけに行く時には、街の雰囲気を調べて行くと見つかりやすいはずです。

思い描いている空間を設計してくれるデザイナーをどのように探すのか?

そもそもイメージがある程度固まっていれば、それを実行してくれるデザイナーは比較的多いです。しかし、現実的には飲食店の設計は、デザインだけではありません。

厨房周りのオペレーション計画
ダクト、エアコンなどの換気空調設備
グリストラップなどの給排水設備
防水の仕様

これらの客席以外に多くのことを設計する必要があります。客席のデザインを優先するあまり、完成した後、使い勝手が悪く、結局部分的に改装するお店も少なくありません。飲食店実績の多い設計事務所やインテリアデザイン事務所にお願いした方が良いです。

自分達で今のお店で出来ることはないのか?

飲食店は建築工事だけで雰囲気が作られているわけではありません。メニューやディスプレイ、家具、調理器具などの様々な要素で出来上がっています。店舗運営中に工事をやるのは、休業しなくてはいけませんし、従業員のことも考えなくてはなりません。部分的な雰囲気は、雑貨や家具、メニューの見せ方を工夫すれば、季節感出ますし、雰囲気も一新できることもあります。

印象的な空間デザインを作るにはどうしたら良いか?

あなたが行った飲食店で感動したお店を思い出してみよう!

あなたの行きつけのお店はどんな所ですか?
友達にオススメするお店はどこですか?
印象に残っているお店はありますか?

この質問で思いつくお店が、とても良いお店というわけです。あなたがお客様として、感動したり、思い出になる店舗こそヒントになります。そのお店は必ず特徴があり、思い出すための努力やアイデアがあるはずです。

ワクワクしやすい飲食空間の6つの特徴

ここでは、今まで飲食店デザイン研究所で作ってきたお店で、効果が出やすいインテリアデザインのポイントをお話したいと思います。

絶景ポイントが一つの特徴に!

お庭、夜景、大きな空間の特徴を一つあると、それがお店の特徴になります。

ちょっと気になるお店の外観デザイン

隠れ家は周辺とは異なる雰囲気、周辺に飲食店がないときに、ファサードデザイン(外観デザイン)を工夫することで、入ってみたくなります。

席につくまでのアプローチデザイン

外からお店に入り、席につくまでのアプローチで見えるインテリアデザインの移り変わりが、ワクワクさせるポイントとなります。

美味しそうに見せるデザイン

通路やカウンター前などさり気なくお店の特徴を見せます。調理前の鮮魚、お肉、野菜、日本酒をディスプレイする際に、そのまわりの内装デザイン工夫します。ライティングデザインも合わせて考慮することで、より食材などが見栄え良くなり、印象に残りやすくなります。

ひとりになれるトイレ

トイレに入ると、一人の空間になるので、色んな所に目が行きます。多少客席側とのギャップ感を出すほうが、印象に残りやすくなります。お店で伝えたい文字やメニューをディスプレイするのも効果的です。

行きに気付きづらい帰りのワンポイント

会計を済ませて、お店を出るときも次への来店につなげる重要なインテリアデザインとなります。店内に入るときには気づきづらい位置にデザインすることで、帰りに印象づけをすることができます。

インテリアデザイナーが提案してくれること

インテリアデザイナーにお願いする最大のメリットは、物件ごとに異なる状況を如何にベストな空間をデザインしてくれることです。過去の事例にたいするイメージ写真は、あくまでイメージなのです。あなたが選んできた物件に対して、あなたがやりたいお店の特徴や料理を踏まえて、何が一番良いデザインなのかを提案してくれます。

また、飲食店に特化していることにより、デザインと機能の両立を模索して、良いバランスで提案してくれることも重要です。そして最後にコストです。飲食店はあくまでビジネスなので、コストはとても重要な項目です。あなたが目指す飲食店を、最高のコストパフォーマンスを発揮できるインテリアデザインを提案してくれるのもデザイナーに依頼するメリットです。

工事は図面どおりに作るだけです。デザイナーはより良い空間を目指しつつ、機能も担保しつつ、工務店に指示をしてくれます。

まとめ

印象に残る飲食店づくりをするためのインテリアデザインとは、

実行すべき重要な4つの空間デザインのポイントは、お店選びからお店で食事をして、家に帰ったあとにわたり、各シーンで思い出せる特徴を持つことです。

1.お店選びの時:スマホで見た時、行ってみたくなる写真、興味をそそる文章
2.お店に着いた時:席に着くまでのアプローチ演出
3.食事中:見せ場のある空間。目の前で料理をしてくれるシズル感。食材。
4.家に帰った後:インスタでのビジュアルイメージ

これらを意識しながら、インテリアデザイナーと打ち合わせを重ねることで、より良いお店づくりができます。また、印象に残るお店づくりをするには、あなたのお気に入りの飲食店のことを思い出してみましょう!思い出したことを、インテリアデザイナーに伝えてに活かすことで、よりクオリティの高い空間になっていくはずです。

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