なぜ外食産業は人手不足なのか?

外食業界の人手不足は深刻?!

飲食店の慢性的な人材不足

外食業界は慢性的な人で不足になっています。それはなぜなのでしょうか?複数の理由がありますが、「求人に対して応募がこない」「離職率が高い」この2点が特に高いので、慢性的な人手不足に陥っているます。

離職率が高い

他の業界よりも宿泊業と外食サービス業は特に50%と離職率が高い業界なのです。(厚生労働省-平成 30 年雇用動向調査結果の概況)

これは、入職率も高いこともあります。要するに「入るのも簡単で、やめるのもやめやすい人材」が集まっていることになります。なぜ、そのような業界構造になっているのでしょうか?

なぜ、スタッフがやめていくのか?

労働時間

働いている拘束時間が長いのは一つの原因になっています。夜が主体のお店が多いため、生活リズムが夜型になりやすいのです。これは一つのデメリットとなります。規則正しく朝早く置きて、早めに寝る生活がいたい人が今後増えていく中で、逆風なのかもしれません。

働ける年齢イメージ

飲食店は肉体労働なので、年齢が40歳を超えてくると、体力的に厳しいイメージを持たれています。高度成長期の日本の世代では、ブルーカラーと言われている料理業界や建築業界の職人さんたちは、年齢関係なく一生それをやり続ける精神力はありますが、今の世代はそのような考え方は減ってきています。

働く環境

お店の清潔さやこだわりある空間である店舗は比較的スタッフは集まりやすいです。しかし、汚く空間にもこだわりの無いお店では、働く目的がお金だけになってしまいます。 

また、ただ安く回転数を稼ぎ、お客を回しているお店では、忙しく機械的な接客になりやすいので、そこでのモチベーションの維持が難しくなります。

自分の代わりがいくらでもいる!と感じやすい

これは経営方針で大きくお店ごとに変わります。オペレーションシステムを効率的にすること自体は問題ないのですが、人の気持ちを完全に無視してしまうと、そのシステムも破綻してしまいます。

人は誰かに必要とされていなければ、働く意欲も減ってしまいます。単純な作業にすることと、やる気を与えることは別問題なので、ここに注力している飲食店は伸びていますし、作業の単純化をしている飲食店は、ある程度で発展は止まってしまいやすいのです。

働ける基準が低い

学生時代にアルバイト飲食店だからです。気軽に働けて、正社員で一生やっていく誇り育ちづらい状況を作り出しています。面接などで人手が不足している状態で、「誰でも入れる!と思われていますと、良い人材は見つけづらくなります。また、簡単に働けてしまうと、意識も低下していしまい、離職率も働いている期間も短くなります。

就職を選ぶ基準は?

正社員やアルバイトがそのお店を選ぶ時のポイントはどういうところかを見てきましょう!

社風

飲食店が目指している方向性、目的が自分とあっているかを見ています。それが、仲間との関係性やお客様への対応や料理へのこだわりへとつながってきます。こういった組織としての雰囲気をまず自分にあっているかを確認したいからです。

待遇

やはりお金は重要です。いくらもらえるか?福利厚生などの会社としての社員を守ってくれるかどうかを見ています。これは、保証もそうですが、旅行やバーベキューなど会社としてのイベントがどのようにあるのか?が重要です。これが好きな人も嫌いな人もいます。自由参加なのか?強制参加なのか?この辺もとても重要な要素になってきます。

自己能力のスキルアップ

料理の腕や接客能力など自分の能力アップできるかどうかを見ています。その企業が持っている能力、そこでしか学べないことがあると、とても魅力を感じます。これは外からの見え方ですが、中に入った時に更にどんな学びの世界が拡がっているかを示せていれば更に魅力がアップされます。

長く働きたくなる環境は?

環境

「働きやすい環境か?」

それは、空間であったり、フレキシブルな時間であったり、資料やデータを効率的に出せたりする環境があると、働く上でのストレスは軽減されていきます。ようは「効率よく働けているか?」ということです。

仕事仲間との関係

楽しむために努力しているポイントはどういう点でしょうか?

「コミュニケーションがうまくいっているか?」

上司、同僚、部下との人間関係です。これが上手くいっていないチームですと、業績も上がりませんし、人もやめていきます。コミュニケーションツールを用意したり、適度なイベントがあったり、自分の役割がはっきりしていることで上手くいきます。

将来性

「やりがいは必要なのか?」という問いに対して「必要!」と答えた人はどんな理由があるのでしょうか?

また、どんな時にやりがいを感じているのでしょうか?

「この仕事にやりがいを感じているか?」

これは自分自身の将来と会社が向かっている方向性が一致しているかがとても重要になります。会社もしくは社長の考え方からくる言動で決まってくることもあります。はっきり示していない企業は、ついてくる人も「なぜこの会社で働いているのか?」という疑問を持つようになります。

その組織に属していることのプライドや自信が持てることで、「ずっと働きたい!」とおもえたり、「この企業の目標のために!」目標を持てたりします。

求人が集まりやすい場所

学校がある地域

学校がある場所は、学生バイトが集まりやすいのは誰もがわかるはずです。しかし、通っている駅から少し離れた所を探す傾向のほうが多いです。それは、友達や先生などにあまり知られたくないと思う学生が多かったり、異なる地域での別の仲間が欲しかったりすることがあるからです。

オフィス街

会社が集まっている場所では、中々求人は見つけにくい地域のほうが多いです。そもそも会社員は働いていますし、住居が少ないため、その街を経由したり、訪れることがないためです。オフィス立地での求人は、周辺地域から引く必要は出てきます。

住宅地のある商店街

住民人口が多ければ多いほど、様々な人材が見つかりやすいです。それは学生だけでなく、主婦も多いはずです。商業の近くに住宅地がある立地であれば、他の地域より見つけやすいです。

ターミナル駅の繁華街

そもそも飲食店が多く集まっていますので、働きたい人はおおく集まっています。しかし、競合他社も多いため条件面が厳しくなる傾向があります。周辺飲食店の募集状況を見ながら決める必要は出てきます。

なぜ、求人募集してもこないのか?

アルバイトは来るけど、正社員はこない?!

そもそもアルバイトと正社員では、見ている求人項目が異なります。ようは優先順位が違うのです。

アルバイトは、短期や長期などの勤務時間、勤務地、時給といった内容を重要視します。

正社員は、仕事内容、年収、労働時間や休日を重要視します。

時間、場所、お金などについては、同じ項目部分もありますが、微妙に内容が異なります。また、「仕事の内容」という将来性を見据えている点も異なります。アルバイトはお金が目的の人が多く、正社員は自分のやりがいにつながるものを求める傾向があります。

よって、どちらの属性を求人するのかによって、打ち出す内容も異なるということです。

どうすれば、スタッフの面談希望が集まるのか?

ターゲットを絞ること

まずは、学生がほしいのか?正社員がほしいのか?これははっきりしておく必要があります。両方欲しい場合は、どちらかというと、正社員(アルバイト)なのかを決めます。

求人見たい内容とは?

学生であれば、仕事に必要なスキルのハードルを下げることも必要です。また、ウェブサイトがキレイに作られていないのもNGです。正社員なら会社の方針や報酬面、評価基準など将来希望が持てるかどうかは重要なポイントです。

適切な求人媒体なのか?

求人サイトにも見ている人が異なります。募集内容にあった広告媒体を選定する必要があります。

例えば、

年代問わず幅広い求職者が利用

学生やフリーターなど比較的年齢の若いユーザーが多い

第二新卒から45歳以上まで幅広いユーザーが利用している

地元志向、中小企業志向が強い求職者向けに設計されている

女性向けの求人を中心に取り扱う

建築土木、ドライバー、警備などいわゆる現場系の求職者が多い

など、媒体によって様々なのです。

募集内容が詳しくないと誰も興味を示さない!

そもそも募集内容のコメントが少なければ誰も来ません。ターゲットに合わせた文章を書くようにします。

その際にシンプルに内容が把握できる文章を作ります。

更に詳しく知りたい人はウェブサイトに載せておきます。ここでウェブサイトが古かったり、わかりにくい場合は離脱してしまいます。

条件面でも競合他社より低ければ、他の店舗へ行ってしまいます。

条件をゆるくしすぎるのもいけませんが、求める能力を上げても問題です。現状欲しい能力を適正に記載しましょう!

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