物件情報
住所 |
〒103-0028 東京都中央区八重洲1丁目7−3 |
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周辺環境 |
商業立地 |
線駅徒歩分 |
東京駅から徒歩4分 |
竣工時期 |
2015.10 |
店舗面積 |
47.42㎡(14.34坪) |
厨房面積比率 |
14% |
席数 |
12席 |
席数/坪 |
1.22(店舗部分) |
全体予算 |
700~860万円 ※実際にこの物件の内装費用とは異なります。 |
客単価 |
3000~4000円 |
月商 |
120~200万円(想定) |
どのように飲食店デザイン研究所を知ったか
インターネットの検索から知りました。
なぜ、飲食店デザイン研究所に依頼をしたか
複数提案を受けまして、そこから選定したのが飲食店デザイン研究所でした。
どのようなお店を目指すか
この東京駅八重洲口近くの昔ながらの飲み屋街は、ちょっとオシャレに一杯寄り満ち出来る適当な店がなかったので、自分でつくろうと思いました。手品が面白いが得意でみんなが楽しんでもらえるお店を目指します。
依頼内容詳細
男性がメインとしたお店とします。レディースデイは一日ぐらいはあっても面白いかもしれません。
1,2階をバーで、3階をオフィスにしたいです。
飲食店は1,2階ですが、ダムウェーターなしで検討をしてほしいです。ファサードに小さなディスプレイがあったら良いかもしれません。できればローカウンターが良いですが、、、
2Fは、座敷形式のソファほしいです。4Kのテレビで、自然をテーマとしたVIPを希望します。
3Fにも4〜6人の隠れ客席を後日作るかも?当初はオフィスでいきます。
厨房機器では食洗機、フライヤーはほしいです。基本的にはご提案してください。
飲食店デザイン研究所の提案内容
物件状況、街の周辺環境を見て注意したこと
東京駅八重洲口駅前の通りから一本入った路地。昔ながらの横丁の雰囲気がする路地にある店舗でした。
建物的にはとても老朽化が激しく、隣同士が同じ壁である長屋。雨樋が部屋の中に入っていたり、構造的にもあまり見れなくらい特殊でした。一部補強も必要な箇所がありました。この改装では既存構造を出来る限り利用したプランで、かつ補強を入れながらの計画が必要でした。
要望を受けて、何を一番ベストな提案だと考えたか
この路地通りでは珍しい新店ですので、その利点を活かした業態コンセプトを立てるべきでした。バーという洋の業態に対して、街は昭和の町並みが残っています。出来る限り和の新しさを表現することで、この横丁自体の集客力の一役立てればと思っています。
コンセプトストーリー
「和洋が時を共有するバー」
国内外から人が集まる東京駅。
昭和の街並みに挿入されたお店。
和と洋が交わる外観。
トランプがモチーフになったロゴ。
時間を共有するバーで、
マジックが見れるかも?
マーケット的な視点
周辺地域は昔ながらの居酒屋が多く立ち並びます。バーという業態、新しい店舗という2つの点では差別化出来ています。しかし、東京駅界隈という点では、様々なお店が立ち並んでいます。お酒の種類の方向性や雰囲気の統一感を出していかなければ、生き残るのが難しい地域ではあります。
建築的な視点
周辺と調和させる和のテイストを如何に新しく表現できるかを提案しています。昔ながらの雰囲気を今作ったとしても、周辺が長年蓄積した雰囲気と比べてしまうと、偽物感が出てしまいます。ですので、外観デザインは和をモチーフとしたタイル。周辺が木の昭和の雰囲気に対して、しっかりと立ち位置を変えた提案です。
プランについて
1フロア5坪という極小スペースに厨房とバーカウンターを設置しています。更には間口が狭いため厨房、客席、通路の寸法取りをシビアに設定しています。奥にはバック厨房を用意し、最低限度の調理ができるようにしています。
バーカウンターのバックにはボトル棚を設置していますが、ここが一番の印象を与えるポイントでしたので、ボトル収納とデザインとの割合の両立をしています。
2階のソファー席はVIPとの位置づけが要望ですので、1階のバーカウンターからの扉は大きなミラー扉にしています。壁面デザインと一体化させることで、知る人ぞ知る空間に見せるためにデザインしています。また、2階へ上がる階段は外からも見えるようにしており、店内に入る前にお客様に意識付けをさせています。
厨房計画とオペレーション
1階の厨房をメインに2階は一組で、上下階の移動を最小限度にするために小さなパントリーを2階に用意しました。そうすることで、飲み物だけであれば、最小限度の人数でお店を回すことが出来ます。
断面検討
作業をするだけではなく、手品を見せるための最低限のカウンターの奥行きと手元を隠す厨房との高さ関係を意識しています。
視点のデザイン
光の検証
ボトル棚のみに光だまりを作っています。収納しながらも使えるアッパライトを連続させ、奥行き感を与えています。ボトルをおいても機能する照明計画としています。基本照明は出来る限り狭角のものを利用し、壁面へ光が当たらないようにしています。
コストコントロール
狭い店舗内では現場作業を増やしてしまうと、無駄な人件費が出てしまいます。出来る限り工場での制作をメインに造作物をつくれるような内装設計にしています。そうすることで、コストも抑えることが出来るようになります。
スケジュール
かなりタイトなスケジュールで組んでいます。オーナー様の協力が必須となるスケジュールです。即座に判断をしなければ、短期間にはお店は出来上がりません。
9/21 引渡
9/17 竣工
8/3 着工
7/25 施工契約
7/21~23 金額調整
7/6~7/20 見積作成
7/6 デザイン修正、マテリアル打合せ
6/30~7/14 実施設計開始
6/29 デザイン打合せ、設計契約
完成後の店舗を徹底検証。「人の集まるデザイン」のノウハウ
入りたくなるデザインとは?
周辺の街の雰囲気とはまったく異なるので、目につくことになります。食事も出来る飲食業態が多いので、差別化されている事自体が入りたくなる要素に繋がります。
また来たくなるデザインとは?
1階のバーコーナーで落ち着いて気に入った方は、次回2階のVIPで仲間と一緒に来てもらえる店舗デザインとしています。2段階での集客動機を空間側で用意し、店舗運営側でオススメすることで完成します。ソフトとハードが同じ目的でわかりやすく作られていることがポイントとなります。
行きたくなるデザインとは?
「帰り道に一杯いきたいな、、、」と思っている方がターゲットですので、スマホで調べた際、立地的に優位性が高いので、それが行きたい理由になる可能性が高いです。
オープン後、人気店のカギとなる集客力
どんなこだわりが隠されているか
ドリンクへのこだわり
路地の雰囲気からきた和のコンセプトに合わせて、ジャパニーズウィスキーを多く取り揃えています。
空間へのこだわり
バーテンダーとお客様の人と人との対話、一人の時間を大切にしてくれる雰囲気が必要です。空間デザインが邪魔にならないような配慮がされています。
サービスへのこだわり
バーテンダーの人柄がすべてです。個人の力量が問われます。
立地とコスト
東京駅近くのバーとしては、安価です。帰り道に立ち寄るにはもってこいの場所です。
実際に行った人の口コミ
八重洲には数少ない正統派のバーです。マスターは若い方ですが丁寧に各お酒を作ってくれます。場所柄かオーナーの方針なのか、ラストオーダーが少し早く23:30には閉店です。狭いお店で、料理はお店にあるメニューから選びますが、近くのお店からデリバリーされます。
日本のウィスキーの品揃えが豊富です。バーテンさんはとても感じがいいです。一人でも安心して入れるバーです。
丸氷良いですね
東京駅八重洲北口から土曜日に目当ての店に向かうもまさかのシャッタークローズ。
近隣散策を兼ねて横の路地に入ると、東京駅近くでもこんな昭和な建物がまだ残っていることに感動を覚えます。そんな中気になる1軒、こちらへ。
18時~19時ハッピアワーに惹かれて初訪問してみます。
カウンター席のみの1階店舗。思った通りのこじんまり感に清潔感あるバックバーにはジャパニーズウイスキーが多く並んでいます。ビールを1杯、店主がサーバーから丁寧に入れて泡の上部をスプーンで丁寧に取っていきます。チャージスープは美味しいビシソワーズ。残念ながら待ち合わせ時間の関係で、1杯しか飲めませんでしたが、近いうちまた来たくなるお店発見となりました。
八重洲口の路地裏に佇むバー!
鳥やき宮川に行った後の二次会で利用!というのも、隣にお店があるのです…笑
ウイスキーの品揃えが多いお店で、好みの味や特徴などを伝えれば、それに合うお酒を出してくれます!
チョコレートやレーズンバター等、王道のおつまみがあり、雰囲気も良い感じです!
駅にも近いので、電車に乗る前にふらりと立ち寄るのもいいかもしれません…!!