【人が集まる店舗デザイン】カネ保水産

物件情報

住所

神奈川県横浜市青葉区もえぎ野28-1 杉浦ビル1F

駅徒歩分

東急田園都市線藤が丘駅 徒歩13分

周辺環境

住宅立地

店舗面積

48.39㎡(14.64坪)※増床部のみ

厨房面積比率

40%※増床部のみ

竣工時期

2015.06

席数/坪

0.68

全体予算

700~1000万円

※実際にこの物件の内装費用とは異なります。

客単価

1000~2000円

営業日 週6営業

カネ保水産オーナーからの依頼の経緯・依頼内容

どのように飲食店デザイン研究所を知ったか?

ウェブサイトで検索をした際に、マッチングサイトを発見し利用してみました。そこで初めて飲食店デザイン研究所を知りました。

なぜ、飲食店デザイン研究所に依頼をしたか

3社とお打ち合わせや提案を受けた上で、設計施工としての提案が気に入ったので依頼をかけました。

どのようなお店を目指すか

ヨーロッパマルシェをイメージしています。岬(三崎?)の食材をメインに田舎の感じを出していきたいです。古民家風のイメージでも良いです。

依頼内容詳細

店舗イメージについては、基本的には拡張工事となるため、違和感がないように仕上げて頂きたい。既存店はイタリアンのイメージなので、物販、ジェラテリアなどをするうえで新たな提案も希望している。今回の改装では、拡張だけではなく、全体的なレイアウトの見直しも行いたい。そのため、現状の店舗部分の改装も必要となる。主には調理場の拡張とレイアウト変更、ジェラテリアの新設、惣菜販売スペースの拡張を行う。席数も現状の40席から多少増設したい。

拡張スペースと既存店舗の設計施工費の総費用として800万円以内を希望。 物件の引き渡し状態にもよるため、具体的にはデザイン会社と相談のうえ決定する。

ターゲット層は、20代から60代の女性がメインとなる。

客単価は、昼夜の平均で1500円。

営業時間帯は、惣菜販売は一日通して行っているが、昼と夜の間にアイドルタイムを設けている。

既存店舗の面積は18坪。テラススペースも合わせると20坪程となる。

飲食店デザイン研究所の提案内容

物件状況、街の周辺環境を見て注意したこと

住宅街が周りに位置している立地です。駅から比較的離れていますので、地元住民やわざわざ口コミで来ることが想定される立地です。

物件は元々レストランを運営してきた隣のテナントです。それをつなげて、よりお客様が入るようにすることやジェラートなどの新しい業態を入れることを目的としています。

既存店舗と新店舗とのつなぐ場所をどうするか?を検討することが、一番の注意するポイントとなります。

要望を受けて、何を一番ベストな提案だと考えたか

新たな業態を入れること、厨房拡張によるオペレーション改善、ファミリー層が多く来るため、キッズルーム兼客席をどのようなデザインで作るかがポイントとなりました。

周辺地域には、競合となる飲食店も少ないので、スーパーのような食品物販やイタリアンだけではない他業種にすることで、集客性がより上がりやすくなります。その機能をイタリアン料理という一つの業態から派生させるイメージを打ち出すことで、芯の通ったわかりやすいブランドとなります。

具体的な提案内容

今回は既存店舗を増床する計画です。それに伴いジェラートコーナー、キッズスペースなどの地域要望に対応した機能の追加となります。それに伴いオペレーション改善のために、厨房も合わせて計画しています。

今までの雰囲気を継承しつつ、更に機能のブラッシュアップが目的です。

コンセプトストーリー

市場をテーマとしたイタリアン料理。

実際にお刺し身を購入したり、ジェラートをテイクアウトしたり出来る飲食店。

厨房区画もプラン形状も入り組ませることで、にぎわいも歩く楽しさも演出しています。

マーケット的な視点

駅から程遠い住宅地に囲まれているため、ファミレスのような業態のイタリアンがベストなポジショニングだと考えられます。そして、それを実行してきた結果、集客がうまく言っていると思われます。

魚や野菜の販売といったスーパーとしての機能にイタリアンレストランがついてるお店です。

そこにジェラートとキッズルームの追加は、この地域のおける子供向け=ファミリー層のファンを確固たるものにするためです。

建築的な視点

奥が旧店舗、手前が新店舗を違和感なくつなげたデザインとなっています。

この地域に住むファミリー層に選ばれる店舗にしていくために、子供が飛び跳ねて遊べるキッズルームを作っています。

雰囲気は、厨房と客席が一体的になっている市場のような客席。手前にはお魚や野菜などが、市場のように買えるように販売コーナーも設置しています。

インテリア素材としては、古材とモスでよりナチュラル感を出して、ラフ感も合わせて出しています。

ストックにもディスプレイにもなっている下がり壁の棚は、にぎわいを生んでいます。

新設されたジェラートコーナー。ちょこっと座れるカウンターも併設し、気軽にジェラートを食べられるコーナーを作っています。

外と中の客席が一体的になっていて、外にいても中の様子が気になるデザインとなっています。

プランと厨房オペレーション

左側の新規ゾーンに魚や野菜、ジェラートなどを販売するスペースとしています。既存部分の右側は、イタリアンレストランとして、わかりやすく2つの入口を作り、ゾーニングを分けています。そうすることで、お客様に行動しやすい環境を作り出しています。

また、入口を左側の販売ゾーンからにすることで、全ての人に購入を促す機会を作っています。キッズスペースも外から見える入口に置くことで、外部へ子供も入れることを伝えています。

断面検討

キッズルームは床と壁がソファーで包まれている空間を提案しています。(左側図面参照)

厨房とベンチソファの高さ関係を検討しています。厨房からの動きを見せるのと、お客様の様子を伺える視野角を設計しています。(中央図面参照)

防水の納まりを検討しています。(右図面参照)

視点のデザイン

外部から客席の見え方やキッズルームが見えすぎないことを配慮しています。店内に入った時のオープンキッチンの賑わいや販売ゾーンの買いやすさの検討。レストランへ向かうアプローチの見え方を検討しています。

光の検証

市場をイメージした裸電球や明るめの照明計画をしています。そのために角度が広いスポットライトや全方向性のペンダントライトを採用しています。そうすることで壁面に光があたり、明るく感じやすくしています。結果、賑わいもうみやすい環境としています。

完成後の店舗を徹底検証。「人の集まるデザイン」のノウハウ

入りたくなるデザインとは?

外部環境に通りから入口まで敷地にスペースがあります。そこに看板だけではなく、地元で取れた野菜などをプレゼントサービスをしています。そういったイベント的な賑わいを店頭に作ることは、店舗集客には重要な要素です。これはデザインでサポートできない点です。

また来たくなるデザインとは?

入った瞬間や客席、テラス、キッズルームなどスペースにそれぞれ特徴を作っています。空間構成は分けながらも雰囲気は一体的に作っています。

行きたくなるデザインとは?

オープンして長く営業されていますので、一定数のファンがいます。SNSやサイトの口コミで、更に集客性を上げています。

オープン後、人気店のカギとなる集客力

多くのお客様が来店している理由

ウェブサイトも広告も出していないのに、人気店になっていますのは、他の飲食店でやっていないことをやっているからです。特に食材の販売。これは地元住民にとっては嬉しいことです。味だけではない企画力がファンを増やし続けています。

実際に行った人の口コミ

おしゃれで美味しいイタリアン✳︎いつも混んでいるお店です!
駅から離れているのに混んでいるのはそれなりの理由がありますね!ピザもパスタもメイン料理も、どれを食べても美味しかったです!
店内もセンスが良くておしゃれ。女子会でもデートでも◎だと思います。自家製のジェラートも絶品で、王道フレーバー以外にもバジルなどの変わったフレーバーもあって楽しいです。リピートでジェラートだけ食べに行った事もあります、笑お店の裏には駐車場があるので車でもいいですが、人気なので駐車場が空いていない事もあります。予約していくのがいいかと思います!
このカネ俣水産、食べログのcathlienさんのレビューで知りました。OPENして2年になるお店ですが知る人ぞ知る人気店だったんですね。駅から離れているにも関わらず予約しないとランチも夜も入れません。今回は6名で4,000円の飲み放題つきコースを利用しました。ハンパじゃないCPの良さです。そして、美味しいです。
まずは前菜盛り合わせ。グリッシーニ2種、カボチャの赤ワインビネガー、ポテトサラダ、鶏のレモンマスタード風味(?)
カボチャの赤ワインビネガーはランチで利用したときも前菜で出てきました。甘いカボチャを赤ワインビネガーに漬けること&すりおろした玉葱をソースに使うことで、サッパリした味わいに。これならカボチャがニガテな男性も大丈夫かも。鶏肉はレモンと粒マスタードにピンクペッパーも粒のまま和えてあって見た目、味、ともにアクセントとなっていました。
三崎マグロのカルパッチョ、バルサミコ酢とオイルのオーソドックスなソースだけどハーブがたくさん乗っていて女性には嬉しい味。
ポルペッティ、肉団子です。トマトソースとチーズをたっぷりかけて、オーブンで焼いています。このトマトースがですね、フィッシュ&チップスにもあうんですねぇ~(^^)
朝採れカマスを使ったフィッシュ&チップスは、タルタルソースかビネガーで。でも、トマトソースもあいました♪
豆苗のシーザーサラダ、ランチでも豆苗のサラダいただきました。で、すっかり豆苗のファンになった私です。この見た目で緑黄色野菜。栄養ばっちりなんですよー。ここら辺でかなりお腹いっぱいです。
ビールを2杯飲んだので赤ワインに変更。このメニューから日本酒とオールフリー以外が飲み放題。サントリーですね。
さてさて、まだお料理は続きます。ピザ マルゲリータ&ゴルゴンゾーラ、お願いしてハチミツをいただきました。ゴルゴンゾーラのピザにはハチミツでしょう!激旨!!
三崎マグロの頬肉のソテー、頬肉は言うまでもなく、まわりの野菜も美味しい!!しかし、この辺りで“大食い大会”のような形相に。美味しい!本当に美味しい!美味しいからお腹の限界に挑戦してしまう。とどめの(笑)湘南シラスとアオサのペペロンチーノ限界なんです!
本当にお腹はもう限界なんです!でも、困ったことに美味しいから入っちゃうんです。ここでペペロンチーノというのが憎いよね。こってりしたパスタならムリだけどペペロンチーノだとスルスルって入っちゃうんだもの。ペペロンチーノって飲み物だよね(違)そして、「限界だーー!」といいながら「デザートは別腹」とスイーツを追加する女達。
6人で2皿。まぁ、これなら許容範囲よね。<なんの?名前は忘れちゃったけどスペインのプリン。半凍のプリンなの。アイスとプリン両方の食感が楽しめます。プリンってスペインの国民的なデザートなんですって。スペイン人はプリン好きなのね。スペインには粉を溶いて作るプリンの素がたくさん売っているそうですよ。あ、一皿400円でした。
も~~~本当に大満足。まだお正月休みの人も多い6日の夜予約で満席でした。私達のような女子会で利用している人以外に家族連れも多かった。三世代で来ているような人小さな女の子連れで来ている若いファミリーなどなど。同じコースを頼んでいる人が多かったです。どんなお客さんも満足できる料理なんですねぇ~。

名前からは想像できない絶品イタリアンのお店。でも、お惣菜や三浦マグロの販売も行っています。ついで、昨年12月ランチでも利用していたので、そちらのレビューも。その日のランチメニュー。
前菜3種類。カボチャの赤ワインビネガー、豆苗のサラダ、カブと生ハム、私はズワイとタラバのトマトソースタリアテッレ、蟹とトマトクリームの組み合わせでまずいわけがない!!
ただ、見た目よりボリュームがあるので、友達と何種類か頼んでシェアして食べると、最後まで美味しく食べられると思います。うん、ここは本当にボリュームあるよ。なんでも。
デザート三種盛り合わせ、バニラアイス、ティラミス、う~ん、もう1個忘れた(^^;
こんな美味しいお店がネットで全然話題になっていないのが不思議。というか、内緒にしたくなるレストランだわ。

もえぎ野なので藤が丘から青葉台行きのバスで行くか、頑張れば歩ける距離です。昨日の夜は歩いて帰ってきました。徒歩12分くらい。下り坂なので。行きは上り坂なので、もうちょっとかかるかも。タクシーは初乗り710円で行けます。駐車場もありますが、早い時間にいっぱいになるのでランチなら10時半くらに着くよう行ったほうがいいかも。何台か止めづらい駐車場があります。店員さんのサービスはグラスが空いていると「何をお持ちしましょうか?」とすぐに気づいてくれます。細やかです。これで笑顔だったら最高なんですけどね。

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