焼鳥佐田十郎 東京 麻布十番【店舗デザイン研究】– 様々な利用シーンを提供する焼鳥屋の魅力

1. 初めての訪問 – なぜ「焼鳥佐田十郎 麻布十番」に行こうと思ったのか?

「焼鳥佐田十郎 麻布十番」に足を運んだのは、麻布十番で買い物をしていたときのこと。ふと、夜の脇道に見えた明かりが気になり、足を止めました。ひっそりと佇むその店は、まるで地元の人が集まる隠れ家的な雰囲気を醸し出していました。この店の独特の佇まいと、どこか温かみを感じさせる外観が、私の興味を引きました。デザインや雰囲気に魅了され、ここでどんな体験ができるのか、期待に胸を膨らませながら足を踏み入れました。

2. 入店前の印象 – 店の佇まいと期待感

店頭に立ち、まず感じたのは「地元の人が集まりそうな温かみのある雰囲気」でした。商店街のメイン通りから少し外れた脇道に位置するこの店は、外から見てもその落ち着いた佇まいが目を引きます。外観からも店内の賑わいが伝わり、入り口に近づくほどに期待感が高まっていきました。この時点で、焼鳥の香ばしい匂いや、店内から漏れ聞こえる楽しげな声が、店内の活気を予感させます。

3. 店内に入った時の印象 – スタッフとお客さんが一体化した空間

店内に一歩足を踏み入れると、スタッフとお客さんが一体化しているように見えました。焼き鳥屋としての王道を貫いた空間デザインは、訪れる人に安心感を与えます。木材を中心に温かみのあるカジュアルな雰囲気が広がり、焼き鳥の香りが漂う店内は、どこか懐かしさを感じさせます。このシンプルでありながらも温かみのあるデザインが、自然とお客さん同士の距離を縮め、リラックスした時間を提供しているのです。

4. 空間デザイン – シーンに合わせた設計の妙

「焼鳥佐田十郎 麻布十番」の空間デザインには、様々なシーンに対応できる工夫が凝らされています。完全個室、庭が見える半個室、ペット同伴可能なテラス席など、多様なニーズに応えるための設計が施されています。これは飲食店デザイン研究所の考え方とも一致しており、利用者がどんなシチュエーションでも快適に過ごせるよう配慮されています。

例えば、ペット同伴可能なテラス席は、ペットを家族の一員として大切にするお客様にとって非常に嬉しいポイントです。また、個室や半個室の設計は、プライバシーを重視する方や、静かに食事を楽しみたい方に最適です。これらの多様な選択肢は、リピーターを生む重要な要素となっており、利用者にとって使い勝手の良いお店であることが感じられます。

5. スタッフの動きと接客 – フレンドリーで話しやすい雰囲気の演出

スタッフの動きや接客も、店内の雰囲気を大きく左右する重要な要素です。この店では、フレンドリーで話しやすい接客が特徴的です。I型のコンパクトな厨房は、通路が狭いため、スタッフ同士がすれ違うのが少し大変そうに見えることもありましたが、それでもその賑わいが店内の活気に繋がっているように感じました。

接客の雰囲気は、店内の空間デザインとも相まって、お客さん同士の声が自然と大きくなりやすい環境を作り出しています。これにより、店内全体が活気に満ち溢れ、フレンドリーで居心地の良い空間が生まれているのです。

6. 厨房オペレーション – 焼き台のデザインと生産性のバランス

厨房のオペレーションに目を向けると、焼き台がほぼ串で埋まっているのが印象的でした。これにより、もう少し焼き台が長ければ余裕を持って焼けるのではないかと感じましたが、一人が見れる焼き鳥の本数が決まっているため、生産性の面では変わらないのかもしれません。それでも、ビジュアル的にはゆったりと焼ける様子が見える方が、見た目の印象は良くなりそうです。

7. 料理の印象 – 美味しさとこだわり

料理の美味しさはもちろんのこと、前菜に出された白いスープが特に印象的でした。このスープは、六本木ヒルズにある銀座篝のラーメンを思い出させる味で、鶏白湯スープだとスタッフに確認しました。焼鳥も、一本ずつカウンター席に置かれるスタイルで提供され、その丁寧な提供方法が料理の美味しさをさらに引き立てていました。

また、ドリンクのメニュー名にもこだわりが感じられ、和風の名前が付けられていることがユニークでした。中身は普通でしたが、このネーミングセンスにお店の雰囲気やコンセプトが反映されていることが印象的でした。

8. サービスのペースと満足度

焼き鳥が提供されるペースも絶妙で、満席率60%前後の時が一番ちょうど良いと感じました。注文量と焼くスピードがうまく調整されており、ゆっくりと食事を楽しむことができました。スタッフが7名と、この規模のお店にしては多めでしたが、それがサービスのスムーズさに繋がっているようです。

ただ、小皿がすぐに汚れてしまった際に、交換の配慮がなかった点は少し残念でした。しかし、全体的にカジュアルな大人の雰囲気が漂うお店なので、過度なサービスがない方がリラックスできると感じる人も多いかもしれません。

9. コストパフォーマンス – コスパを感じた理由

男二人で会計が15774円、一人7887円でした。2時間ほどの滞在で、この価格は適切だと感じました。焼き鳥の美味しい店が多いこの界隈で、平均的な価格帯でしっかりとした料理とサービスを提供している点は、コスパが高いと感じました。

10. 再訪したい理由 – 同僚とのカジュアルな会話に最適な店

「焼鳥佐田十郎 麻布十番」は、同僚や友人とカジュアルに会話を楽しみたい時に最適なお店だと感じました。様々な利用シーンに対応した空間デザインが、訪れる人々にとって非常に使いやすいと感じます。次回は、他のシーンでもこのお店を試してみたいと思います。

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