店舗情報
店名 | アートかビーフンか白厨 |
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住所 | 東京都港区六本木5-2-4 朝日生命六本木ビル 2F |
業態 | 台湾料理、アジア・エスニック |
客単価 | ¥4,000~¥4,999 |
客席数 | 20席 |
六本木の新感覚スポット「アートかビーフンか白厨」を体験
「アートかビーフンか白厨」は、六本木の交差点からすぐの場所に位置する、アートと食の融合をテーマにしたユニークな飲食店です。今回は、このお店の空間デザイン、料理、サービス、そしてコストパフォーマンスの4つの視点から、詳細にご紹介します。
アートと食が融合するギャラリーのような空間
アートと建築の融合
「アートかビーフンか白厨」は、六本木の再開発が進む雑居ビル内にあります。ビル自体は取り壊しが決まっているものの、毎月アートプロジェクトを企画運営しているスペースです。この特異な立地とアートプロジェクトの企画運営が、店舗の個性を際立たせています。
店内に入ると、RC打ちっぱなしの壁が広がっており、シンプルでありながら力強い空間が広がっています。このデザインは、アートギャラリーを思わせるもので、壁面には常に新しいアート作品が飾られています。これにより、訪れるたびに異なるアートの世界を体験できるのが魅力です。
空間の使い方と配置
店内の配置は、オープンキッチンを中心にカウンター席とテーブル席が配置されています。カウンター席からは、料理を作る過程を間近に観察することができ、アートと食の融合を体感できます。テーブル席は4名用で、シンプルな椅子とテーブルが置かれており、ギャラリーの真ん中に自然に溶け込んでいます。
作り込みはされておらず、シンプルな設計が空間全体の一体感を高めています。これにより、アート作品が主役となり、食事がその一部として自然に感じられるようになっています。
店内の雰囲気と印象
店内に入った瞬間、目を引くのはアート作品とその展示方法です。RC打ちっぱなしの壁と、飾られたアートが独特の雰囲気を作り出しています。シンプルで洗練された空間の中で、食事を楽しむという新しい体験が提供されています。ギャラリーのような雰囲気が、訪れる人々をアートと食の世界に引き込んでいます。
ナチュラルで女性にも嬉しいビーフン
メニューの特徴と選択肢
「アートかビーフンか白厨」のメニューには、店名にもあるビーフンが推奨されています。具体的には、「貝柱と干し海老の焼きビーフン」と「青菜と焼き豚の汁ビーフン」の2種類があります。今回は「貝柱と干し海老の焼きビーフン」を注文しました。
このビーフンは、ナチュラル系の料理として、台湾料理には珍しい、女性が好みそうな料理の印象を受けました。台湾料理に対するイメージがあまりなかったため、新しい体験として非常に楽しめました。
料理のプレゼンテーションと味
料理が出てきたときの印象は、ナチュラル系でありながらもアートの要素が取り入れられているように感じました。ビーフンのプレゼンテーションはシンプルでありながら、美しく盛り付けれてらいます。料理の味は期待通りに美味しく、素材の良さが引き立っています。
「貝柱と干し海老の焼きビーフン」は、豊かな風味と食感が楽しめる一品で、ビーフン自体の食感がしっかりと感じられます。食べるたびに異なる味わいが広がり、非常に満足感のある料理でした。
ドリンクメニュー
ドリンクメニューには、ナチュールやクラフトビールが揃っており、料理との相性を考えて選ぶことができます。ドリンクの選択肢も豊富で、アートと食の融合をより一層楽しむためのサポートをしてくれます。
丁寧な対応と独自のオペレーション
サービスまでの時間
サービスまでの時間は少し遅めでしたが、ギャラリーの雰囲気も手伝って、その遅さがそれほど気になることはありませんでした。料理が出てくるまでの待ち時間も、アートを楽しみながら過ごせるため、むしろ心地よく感じられました。
スタッフの運営とバックグラウンド
スタッフはワンオペで、一人で接客と料理提供を担当していました。注文時には少し声をかけづらいと感じましたが、全体的には丁寧な対応がされており、心地よく過ごすことができました。スタッフの小川呂美さんは、四川料理で数年間修行し、フランスのパン屋でパティシエとしても経験を積んでいるという非常に豊かなバックグラウンドを持っています。
彼女の経験と情熱が、サービスと料理にしっかりと表れており、その存在が再訪したいと思わせる要素となっています。接客は丁寧で、来店時やお会計時、帰る際にもお声がけをしていただき、一人でカウンター席に座って飲むのも良いなと感じました。
厨房オペレーション
厨房内のオペレーションについては直接見ることができませんでしたが、ワンオペで提供するには大変そうなメニューであるにも関わらず、提供時間を考慮すると何らかのルール化がされていると推測されます。効率的なオペレーションがなされており、スムーズなサービスが提供されているようです。
価格に見合った体験
会計の詳細
今回の訪問で、男3人での会計は19450円でした。一人当たりの客単価は6000〜7000円程度です。この価格は、アートギャラリーとしての特別な体験を提供することを考えると、アート好きには妥当な範囲だと感じました。飲食店としてはやや高めに感じるかもしれませんが、アートと食の融合というユニークな体験が加わることで、価格に対する満足感は高まります。
コストパフォーマンスの評価
アートと食事の融合という特別な体験を考慮すると、価格に対してのコストパフォーマンスは適正であると感じました。アートを楽しみながらの食事という独自の価値が、価格に見合った体験を提供しているといえるでしょう。アート好きにとっては、単なる飲食店以上の価値を感じられるため、この価格帯は妥当だと評価できます。
六本木の「アートかビーフンか白厨」の紹介
店舗の場所とコンセプト
- 六本木交差点からすぐの雑居ビル内。
- ビルは再開発予定だが、毎月アートプロジェクトを開催。
- 店名の「白厨」は「ホワイトキューブ」と「キッチン」の融合。
空間デザイン
- RC打ちっぱなしの壁にアート作品が飾られたシンプルなデザイン。
- 店内はオープンキッチンを中心にカウンター席と4人用テーブル席。
- アートと食事が自然に融合するレイアウト。
店内の雰囲気
- 入り口は非常扉のような隠れ家感。
- 店内に入ると、アートとシンプルなデザインが絶妙にミックス。
- アート作品が定期的に変わるので、訪れるたびに新しい発見がある。
料理
- メニューには「貝柱と干し海老の焼きビーフン」と「青菜と焼き豚の汁ビーフン」の2種類。
- 今回は「貝柱と干し海老の焼きビーフン」を注文。
- ナチュラル系で女性にも人気がありそうな料理。
ドリンクメニュー
- ナチュールやクラフトビールが揃っていて、料理との相性もバッチリ。
サービス
- ワンオペで、一人で接客と料理提供を担当。
- 少し待ち時間はあるが、アートギャラリーの雰囲気にマッチして気にならない。
- スタッフの小川呂美さんが担当。四川料理の経験とフランスのパティシエ経験を持つ。
コストパフォーマンス
- 男3人で19450円、1人あたり6000〜7000円の客単価。
- アートギャラリーでの食事体験を踏まえると、適正な価格。
総評
- アートと食事の新しい体験が楽しめる。
- シンプルでありながら洗練されたデザインの空間。
- 美味しいビーフンとアートを楽しむのにぴったりのお店。