東京ウイスキーライブラリーに学ぶ、表参道バーの店舗デザインと価格戦略

店舗概要

項目 内容
店名 東京ウイスキーライブラリー
住所 〒107-0062 東京都港区南青山5丁目5−24 南青山サンタキアラ教会 2階
業態 バー
客単価 ¥10,000~¥14,999
客席数 68席

表参道の夜を変える「仕事の会話ができるバー」

なぜ訪れたのか?

表参道という街は、カフェやショップは数多いが、**「落ち着いて会話できるバー」**は意外と少ない。

私と取締役は「仕事の会話ができるバー」を探して、この東京ウイスキーライブラリーを訪れた。

表参道はファッションやデザインの中心地。その中で「東京 バー デザイン」の代表格として名前を挙げられることが多いのがこの店だ。

「ライブラリー」という言葉が示す通り、単なる飲み屋ではなく、知識や文化を楽しむ空間デザインを想像させる。

ポイント

  • 「表参道 バー デザイン」の好例として注目できる
  • 名前からコンセプトが直感的に伝わる(ライブラリー=収蔵)
  • 商業と文化が交差する街にふさわしいバー内装

階段を登った瞬間、図書館に迷い込む感覚

店前で感じた印象

立地は表参道交差点のすぐ裏。アクセスは抜群。

ただし、派手な看板はなく、上品で隠れ家的な雰囲気が漂う。

外観からはっきりと「高級バー」だと分かるが、敷居の高さよりも気品を感じるデザインになっている。

入った瞬間の圧倒

扉を開けると、壁一面に並んだウイスキーボトル。

まるで図書館の本棚のようで、バーテンダーがはしごを登ってボトルを探す姿は、この店のアイコニックなデザイン演出だ。

「東京 バー 内装」というテーマで語るなら、この瞬間は必ず触れられるべきだろう。

ポイント

  • 「入口からのアプローチ」が非日常体験を演出
  • 図書館を体感させる棚+はしごの空間デザイン
  • 東京のバーの中でも、内装そのものがブランド化している

レンガとヨーロッパ調で作る「安心感ある贅沢」

素材と明るさのバランス

内装はレンガを基調にしたクラシックヨーロピアン。

一般的なバーよりも明るく照明が設定されており、「安心できる贅沢感」がある。

飲食店 空間デザインの観点から見ると、暗すぎないことで初めての来店客にも心理的ハードルを下げている。

プランの特徴

  • 店の中心は端から端まで続くカウンター
  • 背後にテーブル席を設け、デート・グループ利用どちらにも対応
  • 右奥には厨房があり、カウンターへ直接アクセス可能

これは効率的なオペレーションを実現する配置。飲食店設計において「厨房と提供の距離を短くする」ことは、スタッフ数削減や提供スピードの安定に直結する。

ポイント

  • レンガと装飾で「ヨーロピアンな非日常」を表現
  • 明るめの空間設計で初来店客も安心
  • 厨房直結のプランがオペレーションを支える

働く世代が集う「表参道らしい顧客層」

客層と賑わい

この日は8割ほどの席が埋まっていた。

客層はサラリーマンやOLなど20〜40代の働く世代。

「表参道 バー」と聞くと観光客を想像しがちだが、実際にはビジネスシーンの延長として利用されていた。

ポイント

  • 顧客層は都会的な働く世代
  • 高単価でもリピート利用を支える「納得感」
  • エリア特性(オフィス街の顔を持つ表参道)と合致

メニューは“辞書サイズ”―体験型のオーダー

ドリンク選びの楽しさ

辞書のような分厚いメニュー。情報量が多すぎて、最初は迷ってしまう。

しかし、この「迷い」がスタッフとの会話を生む。

バーテンダーと好みを話しながらおすすめを提案してもらうことで、ただの注文が「体験」に変わるのだ。

これは飲食店の接客をデザインする仕掛けといえる。

「分からない」状態をあえて作り、会話を通じて満足度を高めている。

ポイント

  • メニューの厚み=会話を生み出す設計
  • スタッフとの対話が体験価値を高める
  • 東京の高級バーにふさわしい「接客デザイン」

料理と運営を支える“裏方の設計”

料理の印象

おつまみ程度の利用だったが、ランチ営業や本格料理にも対応している。

23時までという比較的早めの営業時間は「バー+食事」を想定しているためだろう。

オペレーション観察

スタッフは8人ほど。動きはスムーズで、厨房からカウンターへの直結動線が効いている。

飲食店設計の基本である「短い動線」が、接客の品格を保つ裏側の支えになっていた。

ポイント

  • バーでありながら「食事対応」できる設計
  • スタッフ数を確保し、ホスピタリティを維持
  • 動線設計が効率と品格を両立

コスト感と設計のバランス

会計と納得感

二人で約20,000円。一人1万円という高単価。

しかし、この空間と接客を体験した後では「妥当」だと感じられる。

まさに、空間デザイン=価格戦略を体現している。

飲食店経営でよくある「内装コストは回収できない」という声もあるが、ここでは真逆。

内装投資が価格設定を支え、収益を作る。その好例だ。

ポイント

  • 一人1万円でも納得させるデザイン力
  • 空間デザインが価格設定を正当化
  • 内装はコストではなく「売上を作る投資」

まとめ ― 東京ウイスキーライブラリーに学ぶ店舗デザインの要諦

東京ウイスキーライブラリーは、単なるバーではなく「大人のための文化的空間」だ。

表参道 バー デザインを研究するなら必ず訪れるべき一軒といえる。

学べることは多い:

  • コンセプトを空間で直感的に伝える(棚+はしご)
  • 入口から非日常を演出する(教会建物+階段アプローチ)
  • 効率的動線でオペレーションを支える
  • 接客をデザインする仕掛け(辞書メニュー)
  • 高単価を成立させる内装投資

結論

飲食店開業を考えているオーナーにとって、ここは「空間設計が売上を作る」ことを体感できる教科書のような店舗だ。

東京でバーを出したい、内装デザインに投資する価値を知りたい。そんな方にはぜひ一度足を運んで欲しい。

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