新時代の成功企業が取り入れている「メンバーシップ・コミュニティ」型の収益モデル。=会員制のサービスモデル。
この収益モデルは、
- 安定的な収入
- それゆえに可能になってくる質の高いサービス提供
によって好循環のスパイラルを生み出すことができます。
毎月、安定的に自分のポケットにお金を入れてくれる。これがあなたの「資産」なのです。
あなたが何らかの月額会員制サービスに入っているならば、それは企業側からしたら「資産収入」の源泉ということです。あなたは企業側からみれば資産なのです。
会員制ビジネスモデルは、通常の事業を「不動産」のような旨味のあるモデルに変換させるパワーがあります。 ネットフリックスの例を挙げると、この企業はIT技術を駆使してDVDレンタル体験を飛躍的に改善させました。膨大な量のDVDリスト、固定料金制、自宅ですぐに注文できる、延滞料金は発生しない。定期購入者側からすると、少ないストレスで映画を見続けられるシステムです。このネットフリックスのビジネスモデルは業界に破壊をもたらしました(TSUTAYAみたいな既存のレンタルビジネスモデルは一気に劣勢に立たされています)。
※日本だとhuluが有名
第一部
メンバーシップ・エコノミーとは何か。ー一度きりの取引を基盤としたモデルは絶滅する
■メンバーシップとは
顧客を据えた組織が構成されたとき、顧客と組織の間に現在進行形の正式な関係が生じたときにメンバーシップ・モデルが生じる。所有がもたらす負担を最小限まで減らし、それと同時に、コミュニティという感覚を引き出してくれる。
ex.レンンタル、リース、タクシー
メンバーシップ:行動と感情(メンバーシップを構成するのは組織の行動と会員の感情)
定期購入:予約や雑誌などの定期購読
■人間の欲求は変わらない→つながり欲求
・マズローの5大欲求
■利点
・収入のムラをなくす
・直接的な関係を構築する→ブランド強化につながる
・現在進行形のデータストリームを生む→顧客の要望対応がスムーズ
■6種類のメンバーシップ組織
・デジタル定期購入
Dropbox、ネットフリックスなど
・オンラインコミュニティ
Facebook、インスタグラムなど
・ポイントサービスプログラム
スターバックスなど
・従来型のメンバーシップ・エコノミー起業
アメリカン
第二部
戦略と戦術:メンバーシップ・エコノミーの土台となる7つの要素
①カルチャーの構築
②見込客獲得ファネル
※顧客の認知の瞬間から、実際に顧客になるまでの過程を階層化したもの
③スーパーユーザーの送出
④正しい価格設定
⑤無料のパワー
無料の使用
※期間限定のサンプルとして、製品又はサービスがもたらす利益全てを無料で見込み客に体験させる。フリーミアムと異なり、期限が限られている。
⑥テクノロジー活用
⑦会員を保持する
第三部
哲学、戦略、ツールーあらゆる形態と規模でメンバーシップの成果をあげる
第四部
組織の変容ー危機や転換点を確実に乗り切る
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