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紙?プラスチック?鉄?布切れ?...いいえ、服です。
「一枚の布と身体の関係」

ファッションにはあまり興味がないけれど、ファッションにこだわる人の気持ちが知りたくなったので行ってみました。
三宅一生は「Tシャツやジーンズのように、多くの人が自由に着られる服をつくりたい」と、人間の体の動きや生活に合うように、誰も思いつかなかった方法で服づくりを続けているデザイナーです。
服づくりをデザインと考え、布の素材づくりからはじめ、伝統的なものづくりの良さを発見したり、地球の環境を大事にしたりしながら服づくりをしています。
そんな三宅一生さんがこだわる「1枚の布と体の関係」について書いてみたいと思います。
展示会の前半は、三宅さんのつくる服に圧倒され、「これは何なんだ」とパニックに陥りました。
プラスチックでつくられた服、ワイヤーでつくられた服など、確かに形は服のように見えるが、これを本当に着ることができるのかと疑問を抱き。
これらの服を着た自分の姿を想像してみては違和感を覚え。
僕が知っている服とはかけ離れた”服”がそこにはありました。


さまざまな素材でつくられた服


ワイヤーでつくられた服


プラスチックでつくられた服
三宅さんは素材をつくることから服づくりを考えています。これまで服の材料として使われていなかった素材や、新しく開発した素材などで服をつくっています。例えば馬のしっぽの毛など、、、
なかでも特に目立っていたのがプリーツという素材。この素材でつくられた服は立体的な服となります。


このプリーツでつくられた立体的な服は、三宅さんの思いがすごく表れている作品だなと思いました。
「一枚の布と身体の関係」
「服と身体の間に生まれる(ゆとり)や(間)の追求」
「服と身体の間に生まれる(ゆとり)や(間)の追求」
布をだんだんに折って構造をつくることによって、形が崩れない仕組みになっています。
建築でもそうですが、構造がしっかりしていれば自由な形の建物が建てられます。
このプリーツでつくられた服は、構造設計ができるようになったことにより、いろいろなデザインをすることが可能なのです。
そして、もう一つ驚いた作品がありました。
平面上にたたまれた布。
これを持ち上げると、立派な服が現れる作品です。



この作品のすごいところが、たたまれている時の形状がとてもキレイなことです。
一着の服で、これほどまでに計算・設計を意識させられる服を見たのは初めてでした。
今回三宅一生の作品を見たことによって、これまでの”服”という既成概念が消え去りました。
自分がこれまでに着てきた服。見てきた服という経験だけでつくられた服のイメージ。
でも、「服の世界はそれだけではない」ということを今回強く感じました。
三宅さんが見せてくれた服の可能性。
ここから学び、僕も、僕なりの空間の可能性を追求していきたいと思います。
そして、これほどまでに”服”にこだわる三宅一生さんの想いを知ったことで、服に対して、ファッションに対してとても興味が湧きました。
三宅さんのつくった”服”を着てみようと思います!
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