満足度に対するコストパフォーマンス

椅子が売上に与える効果に対する価格

「椅子が売上に与える効果に対する価格」が重要なポイントです。
その分かりやすく数値化したのが、お買い得率です。これはパーセント(%)で表されています。実際の椅子の価値が、卸値よりどのくらい価値があるか?を示します。100%より高ければ、売上効果は出やすく、低ければ出にくくなります。あくまで指標ですので実際の売上とは異なりますが参考になります。

お買い得率とは?

座り心地と座席効率と発注頻度に対する割合です。このお買い得率に椅子の価格をかけることで、椅子の価値を評価しています。
計算方法は、
お買い得率(%)=(座り心地+席数効率+発注頻度)÷7×100

座り心地

「座り心地」は座面の硬さと背もたれやすさを実際に座り体感した評価となっています。
座り心地=(座面の硬さ+背もたれやすさ)/2

座面の硬さ

「座面の硬さ」とは、硬い→柔らかいという評価ではなく、下記のような基準で評価しています。
5程良く硬い、4普通、3ふかふか、2硬い、1沈み過ぎ
なぜ、程良く硬いのが評価が高いのか?

背もたれやすさ

次に「背もたれやすさ」は、下記のような評価基準になっています。
5背もたれやすい、4良い、3どちらとも言えない、2少し心地良くない、1背もたれにくい
座りやすさは、座面の高さに関係していますが、必ずしも背もたれが高いから良いわけではなく、低くても肘が軽く掛けられれば、座りやすいものです。また、座面との角度もとても重要なポイントとなっています。最後にクッション性ですが、これも座面と同様に柔らかければ良いというわけではありません。
例えば、普通の座面で、良い背もたれやすい椅子ですと、
(4+4)÷2=4
となります。

発注頻度

発注頻度=過去1年採用数+(2年前〜1年前採用数)×0.5+(3年前〜2年前採用数)×0.25
例えば、今年1回採用され、去年は採用なし、一昨年が4回採用されている場合、
1+0×0.5+4×0.25=2
発注頻度は「2」ということになります。これは、最近の流行や過去採用された結果に基づき、再度リピート採用しているかを重要視しています。

客席効率

客席効率は飲食店の売上を上げるために必要な席数に関係しています。この数値を利用すれば、椅子の種類によって客席数の予想可能です。もちろん物件形状にもより増減はしますが、参考値になります。
基準椅子幅 450mm
基準椅子奥行 550mm
基準テーブル 600mm角
これをベースに一人当たりのスペースを600mm×600mmとします。
一人あたりの椅子のスペースは、
幅 450mm+150mm
奥行 550mm+50mm
基準テーブル寸法が600×600mmとし、その半分の300mmを足します。
そうすると、1人あたりのスペースの基準は、
600×900mm=0.54㎡

となります。
そこに肘掛形状により、通路や隣との席間隔の専有面積が異なって来ます。肘掛なし、肘掛半分、肘掛あり、ハイチェアとそれぞれ係数が異なります。

肘掛係数
肘掛なし 1
肘掛半分 1.78
肘掛あり 2.22
ハイチェア 0.89
この肘掛係数をかけた数値に、基準値0.54で割ったパーセンテージにします。
最後に評価係数5から割り出した数値を差し引くことにより、算出されます。

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