ロンドン留学体験記 第2回: バートレット(UCL)での授業

みなさんお久しぶりです!リュウです。

ものすごくお久しぶりです笑

留学記の更新を全然できていなくて申し訳ありません…
今週末は若干余裕ができたので記事を書きます!

第2回の今回は(2月なのにまだ第2回かよという感じですが汗)

僕が大学で何を学んでいるか

をお話しします。僕は現在ロンドンにあるUniversity College London(UCL)という大学の建築学部(通称バートレット)に通っています。特に今回は、授業に焦点を当て、各授業の内容を簡単に見ていこうと思います。
まず初めに、僕の今年の授業は以下の8つです。

1. Structures, materials and forming techniques (構造、素材、造形技術)

2. Environmental design (環境デザイン)

3. History and theory of architecture (建築の歴史と理論)

4. Computing for design and creative practice (デザインのためのコンピュータ技術)

5. Architectural research (建築リサーチ)

6. Project X (プロジェクトX)

7. Introduction to moral philosophy (道徳哲学入門)

8. Metaphysics (形而上学)

では早速順番に説明していきますね!

1. Structures, materials and forming techniques (構造、素材、造形技術)

その名の通り構造や素材、造形や建設技術について学びます。

例えば、トラス構造であったりレンガの性質だったり。それぞれの特徴を詳細に学んで記憶するというよりは、参考事例を見ていきながら「こういう構造があるんだ!」「この素材にはこんな特徴があるんだ!」というのをまずは知るというのがコンセプトです。事例については、ポンピドゥーセンターやミレニアムブリッジを始め、カッパドキアやイランの葦の村まで幅広く見ていきました。

2. Environmental Design (環境デザイン)

この授業では自然環境と建築の関わりについて学びます。光や風、体感温度などです。持続可能なデザインなんかも扱いましたが、この授業も「まずは見識を広げる」ということが狙いのようです。

ちょっぴり皮肉なことに、この「建築家は環境に気を配らなきゃいけないんだぞ!」という講義をものすごく寒くて暗い場所で受けていました汗

3. History and theory of architecture (建築の歴史と理論)

この講義では特に西洋の建築の歴史や理論を学びます。古いものはローマ建築やゴシック様式、新しいものはモダニズムや脱構築(ディコンストラクティビズム)、デジタルデザインに至るまで幅広く扱いました。社会的背景と建築の深い結びつきを感じる、なかなか興味深い講義です。

4. Computing for design and creative practice (デザインのためのコンピュータ技術)

これはコンピューターソフトの授業です。Microstationというソフトは必修で、僕は選択コースでSoftimageとRhinoceros(レンダリングだけですが…)も学んでいます。言葉で説明してもわかりにくいと思うので、写真を載せておきます!

スクリーンショット (73)[Microstation]

relations between force and weight

[Softimage 物を点の集まりだと考えて、点の動きをシミュレーションします。]

5[Rhinoceros]

5. Architectural research (建築リサーチ)

リサーチとありますが、この授業では建築と関連したいろいろなことをやりました。例えば…
建物の歴史を分析する。
雑誌として出版される想定して、ある建築の記事を書く。
建築ツアー企画をする。
建築関連の展覧会の企画をする。
建築関連のポッドキャストを作る。
といった感じです。
建築そのものというより、その周辺の業界や活動に通じることが核でした。

6. Project X (プロジェクトX)

何だこの怪しい名前は!特殊部隊か!って感じですが、つまりはデザインプロジェクトです笑 Xは置いておきましょう笑
今年のプロジェクトでは、一人ひとり自分で「オブジェクト」を決め、それを軸として作品を作っています。1つ目の課題はドローイング(手で)だったんですが、これも単なるドローイングではなく、ゲームのように「システム」を作り、それに則って描くというものでした(僕は結局A2で40枚近く描きました…)。現在の課題はそれを発展させて、与えられた敷地に何かをデザインするというものです。
僕の「オブジェクト」は魚で、僕自身の釣りの経験からインスピレーションを受けて現在は住宅をデザインしています。
body
 [ドローイング1 釣り ]
synthesis weight
 [ドローイング2 釣り]
5w
[ドローイング3 釣り]
DSC03285
[スタディ模型]

7. Introduction to moral philosophy (道徳哲学入門)

最後の2つは哲学の授業です。
まず1つ目は道徳哲学入門。特に「道徳を判断するのは感性か理性か?」という問題を扱っています。
例えば、カントという哲学者は「道徳は理性によって判断されるのだ!道徳的な行動とは、行動それ自体のためになされるものである!」と言っています。簡単に言えば、「いい人だと思われたいからゴミ拾いをしよう!」は道徳的ではないけれど、「ゴミ拾いは良いことだからやろう!」は道徳的だと言うことです。
そうすると、「…のために住宅を建てよう」という考えは…どうなるのでしょうか??

8. Metaphysics (形而上学)

日本語に訳しても形而上学というちょっとピンとこない名前ですが、簡単に言えば「世界って、現実ってどうなっとるんじゃ~!!」という哲学です。可能性とは何か。同じであるとはどういうことか。とかをやります。
しかし!!!個人的な意見ですが、なんだか僕がとっている授業では話題が論理そのものになってしまっている気がします。現実を分析するツールとして論理思考を用いたはずなのに、その論理に苦しめられている!なんたる皮肉!!!(…あくまで僕の見解です汗)と、一通り説明したらとても長くなってしまいましたが、僕が今大学で授業として学んでいるのはこんな感じです。
僕は日本の大学の授業をそんなに知らないのですが、読んでくださった方の中には日本の教育との違いを感じた方もいらっしゃるかもしれません。何はともあれ、

今やっている事からできるだけ多くの事を吸収したいと思います!

それでは、また次回お会いしましょう!(今度は一か月後までには…汗)

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


bdb750b019dca49397043dde9d321053

最新記事

  1. 学校では学べないこと

    働いて学んだこと ここに来て約1年 いろんなものが大きく変わった。 働きたくないと思っていた自…
  2. スティーブ・ジョブズ 知られざる男の正体

    ジョブズが作り出した”孤独” ジョブスの関係者が語り、人物像や歴史が語られています。知らない事実も…
  3. 新宿のおいしいお店

    美味しい飲食店があまりないイメージの新宿でしたが、隠れてあるものですねー。 日本酒のス…
0d655c39c8efb37bd00f56cae1bac863-1

学生の最旬情報

  1. 電球の味わいの残るペンダントライト

    BRIGHTON LAMP ACME ¥12,000 http://generalstore…
  2. 細いデザインのペンダントライト

    DOPPEL - FC-023 SET ¥7,128 http://www.amberfor…
  3. 非日常を更にグレードアップするチェア。

    ◼︎FELICE (価格ランク:C) W490×D565×H440…
インターン-2

学生の最旬情報

  1. 外食ビジネスウィーク2016にて、「アートと食を楽しむお店づくり」をテーマに6人のアーティストと…
  2. お仕事仲間の紹介で、代々木八幡の「礼賛」に来ました。 調理場に建つオーナーシェフのお話…
  3. Furniture Design Class in DENMARK --- Class fiel…
hideshina-300x265

使える雑貨小物

  1. 電球の味わいの残るペンダントライト

    BRIGHTON LAMP ACME ¥12,000 http://generalstore…
  2. 細いデザインのペンダントライト

    DOPPEL - FC-023 SET ¥7,128 http://www.amberfor…
  3. 非日常を更にグレードアップするチェア。

    ◼︎FELICE (価格ランク:C) W490×D565×H440…
12912547_957597557670172_1807067697_n-300x300

よく使うリンク

ページ上部へ戻る